「はこ」の字(じ)は円筒(えんとう)状(じょう)の容器(ようき)を意味(いみ)する「筥(ばこ)」が正字(せいじ)であり「箱(ばこ)」ではない。ただし同宫(どうぐう)が在する（ざいする）地名(ちめい)・駅名(えきめい)などは筥崎宫(はこざきぐう)の「筥崎(はこざき)」では筥崎(はこざき)八幡神(はちまんじん） に対し（たいし）て恐れ多い（おそれおおい）という理由(りゆう)から「箱崎(はこざき)」と表记(ひょうき)する。
元寇(げんこう)の际(さい)、蒙古(もうこ)军(ぐん)を撃退(げきたい)したとされる神风(かみかぜ)は、当社(とうしゃ)の神徳(しんとく)であると言われて（いわれて）いる。
放生会(ほうじょうや）
命(いのち)を尊び（たっとび）と、海の幸（うみのさち）山の幸（やまのさち）に感谢(かんしゃ)する祭り（まつり）。福冈(ふくおか)の三(さん)大(だい)祭り（まつり）の一つ(ひとつ)とされる。ガラス制(せい)の音(おと)が出る（でる）玩具(がんぐ)「ちゃんぽん」が売られ（うられ）る。1kmの参道(さんどう)に各种(かくしゅ)露店(ろてん)が并ぶ（ならぶ）。
博多(はかた)では「梨(なし)も柿(かき)も放生会(ほうじょうや）」といって亲しま(したしま)れている。なお、一般(いっぱん)的(てき)には「放生会(ほうじょうえ）」は「ほうじょうえ」と読む（よむ）が、筥崎宫(はこざきぐう)や特に（とくに）福冈(ふくおか)地方(ちほう)では伝统(でんとう)的(てき)に「ほうじょうや」と読む（よむ）。
水炊き（みずたき）
水炊き（みずたき）は、主に（おもに）福冈(ふくおか)県(けん)博多(はかた)で食（しょく）される郷土(きょうど)料理(りょうり)で、锅(なべ)料理(りょうり)の一种(いっしゅ)。现在(げんざい)は日本(にほん)全国(ぜんこく)で食（しょく）されるため、地域(ちいき)性(せい)が出(で)始め（はじめ）ている。
料理(りょうり)法(ほう)は似(に)ているが、博多(はかた)とその他(た)地域(ちいき)での差异(さい)がかなりある料理(りょうり)である。皮(かわ)や骨(ほね)付き（つき）鶏肉(とりにく）のぶつ切り（ぎり）を用い（もちい）、鶏肉(とりにく）や骨(ほね)から出る（でる）旨味(うまみ)を生かす（いかす）ために、他(た)の调味(ちょうみ)料(りょう)を使わず（つかわず）に水(みず)から煮立たせる（にたたせる）のが本来(ほんらい)の调理(ちょうり)法(ほう)のため「水炊き（みずたき）」と呼れ（よばれ）る。
普通(ふつう)、鶏肉(とりにく）の他(ほか)にミズナ、白菜(はくさい)ないしキャベツ、长葱(ながねぎ)を入れ（いれ）、好み（このみ）でキノコ类(るい)、しらたき、春菊(しゅんぎく)などを入れる（いれる）。また鶏肉(とりにく）以外(いがい)に牛肉(ぎゅうにく)や豚肉(ぶたにく)を単独(たんどく)で、あるいは豆腐(とうふ)や海鲜(かいせん)类(るい)などを一绪(いっしょ)に煮炊き（にたき）する场合(ばあい)も水炊き（みずたき）と呼ぶ（よぶ）ことがある。残った（のこった）だし汁（じる）にうどんを入れ（いれ）たり、ご饭（ごはん）を入れ（いれ）て雑炊(ぞうすい)にする场合(ばあい)もある。