032 山川に 风のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 红叶なりけり 春道列树
山间河水流,风吹叶成堰
欲流流不去,水上红叶乱
033 久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ 纪友则
明媚柔光丽,春日静悄悄
忧伤心欲碎,好花满地飘
034 谁をかも 知る人にせむ 高砂の 松も昔の 友ならなくに 藤原兴风
谁为知己知我心?四海无处觅知音
虽有高冈古松树,却非昔日旧友人
035 人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける 纪贯之
未知君况别离长,君意如何今不详
难忘昔日晤君处,花开犹是旧时香
036 夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 云のいづこに 月宿るらむ 清原深养父
夏夜犹在未明间,已是朦胧欲曙天
晓月未及西山落,暂住天际乱云边
037 白露に 风の吹きしく 秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける 文屋朝康
草叶凝寒露,风吹草沉浮
萧瑟秋野里,乱撒白玉珠
038 忘らるる 身をば思はず 誓ひてし 人の命の 惜しくもあるかな 右近
君今忘我我何言,山盟海誓曾对天
恐天罚君君早折,思念至此觉辛酸
039 浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど あまりてなどか 人の恋しき 参议等
小野白茅青竹林,竹深恰似我情深
一忍再忍忍不住,不知何故总忆君
040 忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は 物や思ふと 人の问ふまで 平兼盛
隐忍深情锁在心,无端流露在眉颦
我心无限相思苦,却被他人问于今
041 恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか 壬生忠见
042 契りきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 波こさじとは 清原元辅
043 逢ひ见ての 后の心に くらぶれば 昔は物を 思はざりけり 権中纳言敦忠
044 逢ふことの 绝えてしなくば なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし 中纳言朝忠
045 哀れとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな 谦徳公
046 由良の门を 渡る舟人 かぢを绝え ゆくへも知らぬ 恋の道かな 曽祢好忠
047 八重むぐら しげれる宿の さびしきに 人こそ见えね 秋は来にけり 恵庆法师
048 风をいたみ 岩うつ波の おのれのみ くだけて物を 思ふころかな 源重之
049 みかきもり 卫士のたく火の 夜はもえ 昼は消えつつ 物をこそ思へ 大中臣能宣朝臣
050 君がため 惜しからざりし 命さへ 长くもがなと 思ひけるかな 藤原义孝
051 かくとだにえやはいぶきのさしも草さしもしらじなもゆる思ひを 藤原実方朝臣
052 明けぬれば暮るるものとはしりながらなほうらめしき朝ぼらけかな 藤原道信朝臣
053 なげきつつひとりぬる夜のあくるまはいかに久しきものとかはしる 右大将道纲母
我心深悲叹,夜夜抱枕眠
长夜总不明,君可知此恨
054 忘れじのゆくすえまではかたければ今日を限りの命ともがな 仪同三司母
信誓旦旦是君言,确保将来料也难
愿死今朝欢笑里,免遭他日落花残
055 滝の音はたえて久しくなりぬれど名こそ流れてなほ闻えけれ 大纳言公任
056 あらざらむこの世のほかの思ひ出にいまひとたびのあふこともがな 和泉式部
病榻沉沉与日增,芳魂欲断我伤情