ヴァルム=ルーン=ティルテュ23歳/A型/やぎ座
ティルテュ国の第1王子。ティルテュ国の王位を継ぐための「试练の旅」の途中でまつり达に出会い彼の试练の旅は本当の意味で始まり、佳境へと向かう。
呪いのために外见は13歳の时点で成长が止まっている。
<性格>
一言で言うとのんびり屋さん。试练が开始してから城の中で最初の精主(アラミン)を见つけるまでに1年もかかり、旅に出てからも物语开始时点で9年が経过。
人に対しても精主に対しても対等に接して、王族だからと决して上から人を见下すようなことがない人です。
そのせいか13歳という见た目と性格にズレを感じる事はあまりなく、少し大人っぽく感じるという程度なので、実际には13歳も离れているまつり达とも対等な関系になれたのでしょう。悪気がないながらも无茶な事や无责任な事を言っては豊に突っ込まれたりと、トボけたところも多分にあります。
精主をペットや下仆のように思わない心优しい人。
<家族>
物语序盘で亡くなる父・モーヴ王と弟であるヴラッドがいます。母亲に関しては不明ですが、幼い顷に亡くなったと考えるのが自然かもしれません。
父亲との関系は良くなかった模様。ビスグレイド国を武力で制圧したり兵士を処刑するなど冷酷だったモーヴ王に対して反発心を持っていたようで、モーヴ王はヴァルムに対して态度によって「王はこうあれ」というものを示していたようです。
また王はヴラッドに対しては父亲としての爱情をわかりやすい形で注いでいたみたいなので、ヴァルム自身、父亲としての爱を与えることもなく自分の価値観からは理解出来ない「王としてのあるべき姿」を见せていたモーヴ王の事をどう思っていたかは想像が出来ます。
母亲を幼くして亡くしたとするなら、家族からの爱情に饥えていたのかもしれません。精主が子ども达と同调したように、ヴァルムもまた同じような寂しさを持っていた子ども达に自分と似たものを感じたのでしょう。
<管理人から>
彼に设定された「実年齢と外见のギャップ」はなかなか深いものがあります。
贤长不に存在する「大人」のパターンの一つが彼の「子ども达と同じ场所に居る」というものだと思います。年齢が一回り离れているにも関わらずまつりたちと何の违和感もなく溶け込み、彼らと同じように寂しさを持って悩んで苦しんで、そして成长していく。
彼らとは决定的に居るべき场所や立场が违うということに気付いた时に彼の成长が始まったのかもしれません。
也人が伤付けられ「自分が守らなくてはならない」という思いが芽生え、そして同时に芽生えた「自分は大人という立场なんだ」という决定的な违い。自分自身の事だけではなく、自分より弱い立场の存在のために何かをしなくてはならないと考えさせ気付かせるためにアレスはまつり达をヴァルムと同じ位置に立たせるという「试练」を课したのかもしれません。
正直仆もヴァルムに同じものを感じます。性格も含めて。
试练の旅に9年も挂かって「逃げていた」あたりも、わからなくないです。ヴァルムは豊やまつりたちに出会って「自分自身」や自分がなりたい王の姿を见つけましたが、それを羡ましく思います。
物语のラストは子ども达には酷なものになりましたが、ヴァルムが素晴らしい国王になることが子ども达への恩返しになるはずなので、国民も家族も兵士も精主も大切にする、心优しい国王になって欲しいです。