「交流戦、ロッテ6-6阪神」(17日、QVC)
振り返って打球の行方を见届けると、腰に手を当てながら天を见上げた。14日の西武戦でブルペン投球中に右膝を负伤。故障后初のマウンドで、痛恨の同点打を浴びた。ほぼ手中にしていた胜利が一転、阪神・藤川の失点で今季8度目のドロー。リーグ戦再开を前に、守护神に一抹の不安が残った。
「间隔?いつも行けるようにしてますからね。申し訳ないです」。试合后、藤川が声を振り绞った。出番は1点リードの九回。先头の角中に2‐2からの5球目、真ん中付近の直球を中前へ运ばれると、今江の送りバントで1死二塁。続く福浦の打席でアクシデントが起きた。
打ち取った二塁后方の打球で、平野と浅井が激突。体を强打した浅井が担架で运ばれる事态に。この间、藤川は投球练习を続けていたが、まだ球场全体が騒然とする中で、打席に里崎を迎えた。
1ボールからの2球目、続けたフォークボールが甘く入り、芯で捉えられた。打球は前进守备の柴田の左を抜け、二塁走者が悠々と本塁生还。藤川には痛恨の同点打、痛恨の救援失败となった。
続く代打金沢は空振り三振に仕留めたが、最速は146キロ。福浦、里崎には速球ではなく、フォーク主体で攻めた。薮投手コーチは「ちょっと心配。万全じゃないとボールに(影响が)出る。体调に不安があると(本来の)それと比较するとね」と话した。16日の同戦では、试合前にブルペンで投球练习。立ち投げで感触を确かめたが、试合ではセーブのつく场面で登板しなかった。
「中断?それは関系ない。抑えたかったですけどね」。难しい流れでの登板だったが、藤川は言い訳しなかった。ただ、失点は2日の日本ハム戦に続いて今季5度目。救援失败は4度目だ。「野球は打たれるか、抑えるか。たまたまフォークが甘く入っただけ」と山口投手コーチ。4日间の休息を挟んでリーグ戦が再开する。チームの浮上に守护神の复调が欠かせない。