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【日网搬运】贵志佑介新作《新世界ゼロ年》连载内容剧透

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日文生肉,能啃就啃。


1楼2013-02-27 22:19回复
    新世界ゼロ年 小说现代2011年8月号 感想(ネタバレあり)
    贵志佑介先生の『新世界より』のアニメにすっかりはまってしまい、前日谈の『新世界ゼロ年』にも手を出しました。以下ネタバレありのあらすじ・感想。

    「呪力」という超能力を得た新人类の人々が営む1,000年后の日本社会を描いた『新世界より』の1,000年前、つまり现代が舞台。まだ超能力の存在が确认されていません。
    高仁(たかとう)ルナという首都テレビの女性アナウンサーが取材対象の降矢恭一郎(ふるやきょういちろう)と出会うところから物语は始まります。ルナは「常识では测れない世界もありうる」という趣旨の番组「アンノウン・ワールド」のレポーターで、超能力の取材のために降矢と会います。
    それまで会ってきた自称超能力者とは违った雰囲気の降矢にルナは引きこまれます。そしていよいよ超能力の実演となり、ボールペンが动くところを见せられます。とんでもない瞬间が撮れたとルナは兴奋しますが、すぐに降矢はイカサマを告白。(『新世界より』既読なら、トリックなのは最初から明らかです。いくらまだ超能力に目覚めたばかりで弱い力しか持っていないにしても、たかがボールペンを动かすのに时间がかかり过ぎで、动作も大仰。)呆気にとられているルナですが、その様子をカメラマンが撮り続けていました。
    変わって场面は中学校の屋上。新海隆二(しんかいりゅうじ)がいじめにあっている同级生の诹访晴彦(すわはるひこ)に声をかけます。いじめ加害者は警视庁のキャリア官僚の父を持つ林雄大(はやしたけひろ)。いじめは巧妙で暴力などの证拠に残る行为は一切せず、心を折る精神攻撃のみが行われている上、いじめっこの亲は强大な権力を持っているため穷状を大人に诉えても改善は见込めない。谛めの境地でしょげていると绫部美歩(あやべみほ)という女生徒が登场し、対抗するように呼びかけてるところでいじめっこ林がやってきます。美歩はひるまずいじめをやめるよう林に主张。林は不気味な笑みを见せて立ち去ります。
    场面はテレビ局に戻ります。降矢とのやり取りは「アンノウン・ワールド」にふさわしくないため放送されないと知って安堵するルナ。その后、Mr.Hこと降矢と伪超能力者を纠弾するという新番组「それいけ!アンパンマン超能力バスターズ(仮)」のレポーターを打诊されます。「アンノウン・ワールド」でのレポーター役も続けられるということでしぶしぶ承诺。そして超能力実験に成功させたアゼルバイジャンのイムラン=イスマイロフを取材を頼まれる。(ここでやっと『新世界より』でも言及されてた人物に触れられる。)彼の実験の成功后、被験者が失踪したり、超能力実験のYouTube动画が次々に削除されたりと不穏なことが起こってるので、その背景を探るように依頼される。うまくいけば、イムラン=イスマイロフとの単独インタビューも行われるかもとのこと。
    まずは削除されたYouTube动画に登场していあ吉村真二朗に会いに行くことになる。

    まあ、连载初回ってこんなもんなんでしょうか。どうしても说明的な描写が多いですね。次回に期待です。
    http://ameblo.jp/sandromeda/entry-11389384513.html


    2楼2013-02-27 22:19
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      新世界ゼロ年感想 ネタバレ有り感想 小说现代2011年9月号

      大学の研究室のシーンから始まる。松ヶ枝慎一(まつがえしんいち)准教授を环境省の役人を名乗る铃木と伊藤が访ねてくる。そして、外来生物からの防除を研究している松ヶ枝が小笠原诸岛自然遗产地域科学委员会に提出したレポートについて寻ねてくる。松ヶ枝は「検问」システムを提案していた。「検问」を通过する生物をカメラが捉え、映像からコンピューターが生物の判定を行い、イエスと判定されたらトラップが発动し、駆除するというシステム。ある外来生物が防除地域に侵入する経路を调べると特定の道を选ぶことが判明しているので、その要所に「検问」を置けば、ほぼ绝灭できるというのが松ヶ枝の主张。松ヶ枝は、环境省の役人という感じがしない二人に违和感を感じるものの、気のせいだと軽く流す。
      そして、舞台は中学校へ移る。林の春彦に対するいじめ行为は様変わりしていた。実际に暴力は振るわないものの、今にも殴ろうとする示威行为が林の子分5人によって延々と缲り返されるようになる。それを近くで见ている龙司も精神的ダメージを受けるのを感じる。その様子を见た美歩は义愤に燃え、クラスの女子が皆でいじめをやめるように呼びかけるように多数派工作に打って出るが、失败。三人は打つ手がなくなる。
      次は首都テレビのアナウンサー高任ルナのシーンに移行。Youtube动画に出ていた吉村に取材を行う。吉村は自分のバックには谁かがいるようなことを言及しながら、カメラに撮影される前にささっと超能力を披露して去っていく。その様子をマジシャンの降矢が真横が见える镜で観察していたのだが、タネが全く见破れず自信丧失する。

      吉村は以前も取材を受けていたのだが、その时は能力を発挥できなかった。それが何故かは后々明かされるのだろうか。
      大学の研究室という新たな舞台も登场したことで、3つの场面が交错するため一つ一つの展开が遅い。それぞれのパートは独立して进行しているけど、いずれ络んでくるだろうか。
      http://ameblo.jp/sandromeda/entry-11389795896.html


      3楼2013-02-27 22:20
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        新世界ゼロ年感想 ネタバレ有り感想 小说现代2011年10月号

        〔シーン:首都テレビ〕
        「それ行け!アンパンマン超能力バスターズ!」の撮影が始まる。结局タイトルは改定されなかったらしい。インチキ超能力者のトリックを降矢が暴いていくのだが、そのフェアじゃないやり方、弱い者いじめをしているかのような内容にまずいと感じる高任ルナ。打ち切りを覚悟していたところ、无批判超能力ブームを科学的観点から批判するという意义深い番组であるため、文科省から补助金が出るかもしれないという话を闻かされる。
        [シーン:中学校]
        诹访春彦は林からさらに新たな方法のいじめを受けていた。私物を隠されて、その场所を记した谜々を解いて见つけ出すという校内宝探しゲームに付き合わされていた。下校时、靴を隠されたので、见つけないと帰れないという状况になる。宝探しの答えの先には新たな谜々を书いた纸切れが置いてあり、転々としている间にすっかり日が暮れる。春彦・龙司・美歩の三人で探していたが、美歩は先に帰るように二人が促す。美歩が靴を履き替えて帰ろうとしたところ、陆上部の森田明日香にハードルを片付けるのを手伝うように頼まれ、协力していたところ体育仓库に闭じ込められてしまう。不安に駆られていると体育馆の扉が开く音がして、龙司の声が闻こえ安堵するも、仓库の扉が开くと林雄大ら六人と両手を后ろに回され前かがみに抑えつけられている春彦・龙司の二人の姿が见え、立ちすくむ。美歩は二人の前で裸にされ撮影される。春彦が「やめろ!」と叫ぶと林が吹っ飞ばされる。春彦に超能力が発现したのだった。
        翌日三人は学校をさぼって动物园にいた。ハダカデバネズミを観赏する三人。超能力を获得した春彦は自信に満ち溢れていて、林との件の処理を自分に一任するよう美歩に主张する。

        前回登场した松ヶ枝准教授は一切登场しなかった。今后の话でどう络んでくるのだろうか。首都テレビと中学校を舞台に物语は进むんだけど、今月号の大半のシーンは中学校で、いじめ被害者の春彦が超能力を発现させ、急展开。面白くなってきました。
        http://ameblo.jp/sandromeda/entry-11389810168.html


        4楼2013-02-27 22:22
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          没有11月号
          新世界ゼロ年感想 ネタバレ有り感想 小说现代2011年12月号

          [シーン:中学校]
          美歩が教室に入るとこからスタート。昨日は美歩达三人だけでなく、林と子分の一人、美歩を体育仓库に闭じ込めた森田明日香も学校を休んでいたとのこと。林を含め六人组も教室に入ってくる。反省の様子は全くなく、不穏な空気が教室に流れるが春彦だけはリラックスした表情をしている。
          昼休み、美歩と龙司が见渡すが、春彦と林の姿が见えない。二人は屋上で话し合いをしていた。林は土下座をして涙声で春彦に谢る。美歩にも许しを请うように促され、林は美歩に许しを请い、春彦をとりなすように必死で全身で诉えかけるが、「绝対に许さない」言い放つ美歩。(そりゃレイプ未遂をした相手をすぐに许せるやつなんていないだろう。)
          その后、林に空を见上げさせ、レンコンのように多数の穴が开いた云を见せ、自分の力を夸示する春彦。美歩が冗谈めかして、春彦が穴を开けたのか确认する。自分一人ではなく能力に目覚めて协力してくれやつがいるんだろう。

          今回は中学校の舞台のみ。呪力に目覚めた春彦と林の人间関系の急変が痛快。强大な力を持つと人间こうまで変わってしまうんでしょうか。
          http://ameblo.jp/sandromeda/entry-11389843848.html


          5楼2013-02-27 22:23
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            新世界ゼロ年 ネタバレ有り感想 小说现代2012年1月号

            [シーン:首都テレビ]
            高任ルナは来日しているイムラン=イスマイロフのインタビューに赴くよう命令を突如受ける。イスマイロフが来日していた理由は、彼が実験で超能力を证明した被験者のノア=マルダノワが日本にいて、彼女の影响を受けて多数の超能力者が日本で诞生している事态に警戒を呼びかけるためとのことだった。
            [シーン:中学校]
            突然の爆発音。水を电気分解する実験中に林雄大の试験官が突如割れる。薄笑いをする诹访春彦。春彦のPK発现により今やクラスの秩序は大きく変わった。林たちのいじめは完全に终わるのだが、何故か春彦の前にいじめのターゲットだった角仓が恐れられるようになっていた。序列の上位に来た者が自らその立场を放弃することはないため、いじめはなくならない。今后は角仓が新たないじめっ子のボスになり、林には最下位に落ちてもらうと主张する春彦。美歩は、春彦の主张に悲しげな目を向けるが、自らが林から受けた凌辱を思い出し、春彦を制止しない。林のいじめが终わったことで龙司は今まで林から精神的に受けていたプレッシャーの强さと同时に、强大な力を突如得た亲友春彦が恐ろしくて迎合している自分を感じていた。

            春彦の変わりようは凄まじい。もともといじめを受けていた理由が学年トップの成绩を妬まれたためという非常に头のいい子。知力が最初から周りより胜っているだけに、强大な力を得た后の骄りは相当なものでしょう。ブレーキ役になり得た美歩も春彦を抑止しない。
            谁も优位な立场を自ら放弃したくはない。大きな力が无意识に生む优越感と骄りを戒めることの难しさ。『新世界より』でも散々描かれていました。超能力者である早季の手记であった前作でも、彼女は自らが无意识に持っていた骄りを结局最后まで克服できなかったしね。
            http://ameblo.jp/sandromeda/entry-11390914156.html


            6楼2013-02-27 22:24
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              新世界ゼロ年 ネタバレ有り感想 小说现代2012年2月号
              今号はほぼ首都テレビのみが舞台。いよいよ超能力者の存在と恐怖が世间一般に広まっていく瞬间に突入です。

              [シーン:首都テレビ]
              「Unknown
              World」生放送収录中。モニターは东欧の町を映し出す。その后、画面を何度か切り替え世界各地で発生しているapocalyptic
              sound(终末の音)を次々と流す。高任ルナはモニターから流れた终末の音も先日现れたレンコン云も超能力者が引き起こした现象であるというイスマイロフの言叶を绍介し、スタジオのパネリスト达に讨论をふる。讨论が盛り上がったところで番组は、最初の超能力発现者のノナ=マルダノア本人または彼女を知る者に连络するように呼びかける。
              [シーン:中学校]
              林雄大は深夜の鬼ごっこを诹访春彦に强要されていた。鬼はかつてのいじめられっ子の角仓。逃げながら、春彦への杀意を深め、计画を练るも、最后は春彦の恐ろしさが憎しみを胜り、心が折れ、完全降伏をする。しかし许しは得られず、宙高く浮かびあげられたあげくに地面にたたきつけられて死亡する。
              [シーン:首都テレビ]
              呼びかけ后、たくさんの自称ノナから电话が挂ってきていた。确认作业の间に吉村真二朗にスタジオ电话をつなげる。スプーン高速回転をルナと降矢に披露した青年は、イスマイロフの证言は本当なので超能力を嘲笑するような讨论を中断しないと恐ろしいことが起こると警告する。そのすぐ后、スタジオは魔王子の一人と名乗る12歳の少年・トダユウトにハイジャックされる。画面をCMに切り替えようとしても副调整室が占拠されていて、できない。ニュースの放送を少年に请うと、生のニュース映像を流すという条件で许可する少年。心身丧失が原因のため釈放が决定した性犯罪者が映し出され、パネリストの一人が义愤をぶちまけると、身体の内侧から爆発を起こし飞び散る人间の姿がモニターに映し出されるのだった。

              春彦の恐ろしさが増していきます。完全降伏した相手を无残に杀すシーンには嫌悪感を覚えます。もはや全く感情移入ができない人物と化しました。とはいえ、自分のいじめを全く反省せず、自身の行为の正当化を行うだけの林も救いようがない。世の中こんなに嫌なやつばかりでしょうか。
              『新世界より』と『ゼロ年』を読んでいてつくづく感じるのは、自分が优位に立っている相手に対して持つ无意识の骄りへの警告ですね。気をつけようとしみじみ思う。
              それにしても超能力者が诞生したばかりの黎明期には极めて微弱な力しかなかったという设定のはずだけど、春彦の描写を见る限り、十分とんでもなく圧倒的な能力。确かに1,000年后の成人キャラの呪力よりは劣ってはいるけど、呪力が発现したばかりの『新世界より』の主人公早季たちの子ども时代の呪力の描写と比べてもほとんど差がないような気がする。
              http://ameblo.jp/sandromeda/entry-11391024527.html


              7楼2013-02-27 22:24
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                新世界ゼロ年 小说现代2012年3月号 感想(ネタバレあり) 后半

                〔シーン:テレビ局副调整室〕
                先月号にて「Unknown World」の生放送中に番组を戸田悠斗に乗っ取られました。高任ルナと降矢恭一郎がその时の状况をADに确认しています。
                超能力の存在が明白になり、おそらく「Unknown World」も「超能力バスターズ」も打ち切りと白旗を扬げる降矢に対し、超能力をテーマに别のコンセプトで番组を立ち上げればいいと意気込むルナ。
                戸田悠斗の直接取材は危険すぎるため、朝刊に载っていたもう一つの不思议な事件「中学生と警官が杀害」の背景を追うことをルナは主张します。
                ルナがその事件を不思议がるのは以下の二点が理由。
                一つは、警官に通报した近隣住民によると激しい爆発音がしたはずだが、现场に爆弾の类はなく、高くてせいぜい五阶建てくらいの中学校から飞び降りた音でそんなにすごい冲撃音が出るはずもない。ルナは「空高く持ち上げて、力いっぱい地面に叩き付けた」と春彦の行为を正しく推量します。
                もう一つは、武装した警官を袭って一人を杀害して逃走するなんて超能力でもないとできないからという理由です。警官を袭った人间は同僚警官に射杀されたわけですが、特措法によってその事実は公表されないため、新闻记事では犯人逃走中と报道されています。伝手で杀された林のクラスメートの连络先を手に入れようと画策します。
                〔シーン:龙司の家〕
                美歩からの电话。龙司は近くの公园に呼び出されます。公园には春彦もいました。春彦は、林雄大の父亲が复讐をしてくると龙司と美歩を胁し、逃走を呼びかけます。
                なぜ三人が逃げなければいけないのかという春彦の持论は以下の通り。
                林の父は警视庁トップ。息子の自杀の原因と三人の関系にいずれはたどり着く。林にいじめの仕返しをしていたのは春彦一人だけでも、父亲は龙司・美歩の二人が无関系とは绝対に判断しない。そして、警官に角仓が射杀されたことを告げる。角仓を助けようとして、警官を杀してしまったと告白します。何の武器も持っていない中学生の角仓が问答无用で杀され、しかも朝刊では角仓のことが一切书かれていない。平気で人杀しをし、それをもみ消す**。しかも既に捜査の手は及んでいて、テレビ局の人间と名乗る女から电话があった事実を告げる。逃走しないと自分たちの家族も巻き添えになってしまう可能性を示唆します。
                二人は说得され、三人はタクシーに乗って渋谷センター街に行きます。「ここなら、绝対に**に捕まらない」と春彦は确言する。

                学年トップの头脳を持つ春彦が、そもそも杀す必要もなかった林を杀し、しかも不自然な死体を残したら不审がられるということにも头が回らず残虐で目立つ杀し方を选んだのは何故なんでしょう。所诠は中学生がそこまで考えれないというだけなのか、PKの力の大きさで冷静さを失っていただけでは、いまいち说得力に欠かけてしまいます。その辺の心理描写をもう少し丁宁に书いて欲しかったです。しかし、そういった不満はあるものの、别々に进行していた首都テレビアナウンサー高任ルナと中学生の诹访春彦との话に络みが出てきて、物语のスピードが加速して面白くなってきました。
                http://ameblo.jp/sandromeda/entry-11393960208.html


                9楼2013-02-27 22:26
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                  新世界ゼロ年 小说现代2012年4月号 感想(ネタバレあり)
                  小早川亜唯子(こばやかわ あいこ)という中学生が粘土细工に悪戦苦闘しているシーンから始まる。北海道で见たワタリガラスに魅了された亜唯子は、自室で塑像制作に没头する毎日だが、イメージ通りの作品が作れないで、著名な雕刻家である父との才能の差に绝望を感じていた。一からの造り直しを决意し、目を闭じて、自身をを惹きつけてやまないワタリガラスの姿のイメージ作りに头を集中させる。正确なイメージをつかめたと确信し、目を开くと目の前にはたった今想像したものと同じワタリガラスの像があった。その见事さに部屋に入って作品を目にした父は瞠目し、兴奋したまま塑像をブロンズ像に仕上げるべくアトリエへ运んでいく。
                  亜唯子は、自身が超能力者なんではないかと思い、超能力サイトに书き込みをするが、「嘘つき」呼ばわりされてしまう。パソコンを闭じようとしたが、最后に、五人の魔王子(そのうち一人は魔王女)が仕切るという「东京EZ」というサイトに书き込みをする。五人からすぐに返信が来て、全员が自分を超能力者と确信していて、会おうと招待を受け、かえって亜唯子は不信感を募らせる。同じようなやり取りを探していると、中学校坠死事件に関连していると思われる「Hal」という男の子の书き込みで、「超能力があるとわかると、**からマークされる」という一文を目にし、超能力は秘密にしようと亜唯子は肝に铭じた。
                  渋谷センター街に场面が移る。入口のアーチの「街」という文字が歪んで「EZ」のようになっていた。他にもセンター街は変化していた。不良やストリートギャングの姿が消え、**官や大人の姿も消えていて、かわりに赤いベレー帽と赤いジャンパーを来たGuardian Angels(守护天使)たちが目に付いた。春彦は18歳くらいの队员に声をかけ、PKを使って胁しながら魔王子に取り次いでもらうように依頼する。百货店の屋上庭园に案内されると、「渋谷の魔王子」を名乗る藤仓怜央(ふじくら れお)という少年と出会う。

                  ちなみに守护天使さんたちはこういう格好の人たち↓のことのようです。
                  http://www.guardianangels.or.jp/eng/
                  小早川亜唯子の描写が多くて、春彦たちのストーリーはあまり进行しません。脳のイメージが无意识に外に漏れて、周囲のものの形を変えてしまうなんて、亜唯子は『新世界より』でいうところの业魔なんでしょうか。いびつに异形化してしまうのではなく、芸术作品を生み出したとはいえ、自身の力をコントロール出来てるわけでもなさそうです。彼女が业魔だとしたら、今后の展开にどうかかわってくるか楽しみですね。
                  http://ameblo.jp/sandromeda/entry-11393992342.html


                  10楼2013-02-27 22:26
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                    新世界ゼロ年 小说现代2012年6月号 感想(ネタバレあり)

                    [シーン:首都テレビ]
                    诹访晴彦と电话で话した高任ルナは、彼の电话の反応から中学生坠死事件との関连に确信を持つ。
                    突如间の抜けた声が闻こえてたのをきっかけに、见渡すと周りがスマートフォンの画面を凝视して固まっているいることに気づく。急いで报道フロアに駆けつけると、モニターにはハリウッド特撮映画のように、ウォール街のビルが崩壊する映像が映し出されていた。しかし、ルナはもはや心の底からは惊愕していなかった。
                    [シーン:警视庁**部]
                    警视庁**部长林の元に、渋谷の暴力団组长の饰磨健司(しかま けんじ)を通して渋谷EZの魔王子を名乗る藤仓怜央からメールが届いていた。渋谷EZをExtraterritorial Zone(治外法権地帯)と认め、かつ行政サービスは无偿で継続するようにという一方的な要求が书かれていた。対外的には认めないことと、治安への责任を负うことを条件に実务レベルで応じるように林は指示を出す。
                    その后、部下から息子杀しの真犯人は别にいるという报告を受ける。当初の报告では超能力の攻撃を受けたので、反撃で同僚警官が発炮したということだった。しかし実际は现场から超能力の関连が明らかだったため、角仓を超能力者と勘违いした警官が恐れをなして発炮して即死させた后、超能力攻撃を受けた。つまり超能力者は别にいるということであった。さらにその真犯人の超能力者は现在渋谷EZにかこわれていて、渋谷EZには强力な超能力者が少なくとも二人いるということを悟る。
                    その后、部下は魔王子・魔王女达の恐ろしさを语った吉村真二郎の录画证言を流し、魔王女の木岛瑠花に石に変えられた人间の写真を林に见せる。
                    http://ameblo.jp/sandromeda/entry-11395941774.html


                    13楼2013-02-27 22:28
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                      新世界ゼロ年 小说现代2012年7月号 感想(ネタバレあり)

                      世界各地で、超能力を得た子ども达と彼らを一扫しようとする势力との内戦が勃発していた。ただ日本では、超能力者たちは东京の各地にEZ(治外法権地帯)を形成し、治安を守ってEZ内の安全を确保していたので、EZ内の非能力者住民も新秩序を受け入れていて共存していて、内戦への突入が避けられていた。
                      首都テレビに出社した高任ルナは渋谷EZの体当たり取材を命じられる。渋谷EZ侧からの指名だった。ナンバー2の春彦とルナが电话で话したことがあったからであった。
                      ここで连载2回目に登场したきりだった松ヶ枝准教授が登场。家族を超能力者に杀されて精神が疲弊しきっていたところに、以前に外来种駆除の「検问」システムを寻ねてきた铃木から、そのシステムを超能力者排除に応用できないかと相谈を受ける。铃木は街中に监视カメラを仕挂け、超能力者を判别して排除するシステムの构筑を计画していた。この话をきっかけに松ヶ枝はしぼんでいた精神を憎悪で奋い立たせ、「悪魔払い宣言」の伝道师ボビー=トランパーへメールを送る。
                      小早川亜唯子は桥本贵文(はしもと たかふみ)教授に诊断を受けていた。起きても寝てても念动力が无意识に漏れて周りに影响を与える症状を诉えていた。亜唯子が帰った后、桥本は彼女が座っていた椅子が生き物の体组织のような気泡が浮き出ていることに目がつく。これに近い症状をマーティン=アッぺルバウム教授が论文で书いていたことを思い出し、むさぼるように読む。

                      业魔は桥本・アッペルバウム症候群の重笃期患者という设定でしたね。『新世界より』との関连が示唆される描写が増えてきて面白いのですけど、连载1回目から登场している春彦とルナの话があまり进まなくて少し肩すかしをくらっている気分です。
                      htt://ameblo.jp/sandromeda/entry-11396303641.html


                      15楼2013-02-27 22:30
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                        新世界ゼロ年 小说现代2012年8月号 感想(ネタバレあり)

                        日本は子どもが支配する王国となっていた。超能力が発现する10歳~13歳の思春期年齢が最も恐れられ最上位の序列に位置し、超能力が伝播し始める前に思春期を迎えていたそれより少し年上が次点の恐怖対象であった。実际には超能力者でない子どもの方が大半だったが、リスクを恐れて少年を諌める大人は绝灭していたので、非能力者である子どもも便乗して大きな态度をとるようになっていた。
                        真灿辉(マサキ)は17歳だが、色白で华奢なため中学生くらいに见えた。その外见のため軽んじられることが多かったが、今や恐れられる存在となっていた。実际に超能力も発现していた。彼は极めて微弱な力しかもっていなかったが、超能力者とわかるや恐怖から全面降伏する非能力者の心理を利用して、好みの女性を见つけては凌辱するという行为を缲り返していた。
                        地下鉄に乗っていた真灿辉は、ターゲットの女性を见つけていたところ、明らかに年下の思春期年齢の子どもが乗り込んできた。新宿EZ圏に入っていたこともあり、恐怖で踌躇するも、本物の超能力者なら必要ないと思われる护身用の刃物を少年が持っていたことから、伪物と断定し、微弱な能力で刃物を浮かび上がらせて见せると、少年たちは退散する。
                        ターゲット女性を超能力で痴汉し、恐怖で电车を降りた女性を15m后ろからストーキングし、路地に追い诘める。しかし女性を追い诘めたと思った矢先に自身の身体が急に宙に浮く。电车で伪超能力者と断定した少年は、新宿EZ魔王子・手冢不律(てづか ふりつ)だった。真灿辉は肢体を顺に切断されて息绝える。
                        渋谷EZでは高任ルナによる魔王子・藤仓怜央の取材が开始されていた。

                        真灿辉が超能力で女性を凌辱し、恐怖に贬めていくシーンも、その后に続く新宿魔王子に残酷に杀されるシーンもともに読んでて気持ちのよい描写ではなかった。新宿魔王子の猟奇的な残酷さの描写に大半のページが割かれ、ストーリーがほとんど进行しなかった。次回はスピードアップを期待!


                        16楼2013-02-27 22:30
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                          新世界ゼロ年 小说现代2012年9月号 感想(ネタバレあり)

                          ルナは渋谷の魔王子・藤仓怜央へのインタビューを始める。
                          彼女がEZの范囲は日々変化するので、混乱が起きるのではないかと疑问を投げかけると、各EZの教会にはわかりやすくしるしを出していると少年は答える。
                          渋谷EZのしるしは本物の人间の头盖骨と骨から作ったスカル&ボーンズ。
                          原宿EZには石に変えられた人间。
                          新宿はバラバラに解体した人间の手足や内臓の写真。
                          秋叶原は黒焦げにして引っかけられた死体。
                          「なぜ、こんなことをしなきゃならないんですか?」
                          グロテスクな子どもっぽさに辟易し、批判めいたトーンでルナは质问する。
                          「暴力を抑えられるのは、もっと强力な暴力しかない。」から自らの力を夸示して、胁しで犯罪を抑止するためだと怜央は答える。EZがあるから、日本では无差别テロが起こっていないと怜央は主张するが、ルナにはマフィアか暴力団の発想にしか闻こえず、EZのシステムが优れているとは到底思えないのだった。
                          コンビニ帰り、高校生三人に络まれる八俣弘。超能力を持つ小学生にビクビクしているのが悔しくて、子どもの态度を见て超能力がないと判断すると威圧してくる连中がいるのだった。
                          弘はコンビニ店员に目で诉えかけるが、无视される。
                          父亲のおつかいで买ったアイスクリームを取り上げられて殴られるも、なんとか隙をついて全力で走り、家に逃げ込む。しかし父亲は息子の惨状を见てなぐさめるどころか、平手打ちをして、アイスクリームを持ち帰らなかったことを责め、靴べらで殴りつけるのだった。
                          弘は洗面所へ行き、血で汚れた服を脱いで上半身裸になり镜と向きあう。无数のあざと针でさされた细かい伤が目に映る。绝望の中から不思议ななんと形容したらいいかわからない感情が生まれる。その瞬间镜に亀裂が入る。そして部屋の家具がガタガタ揺れポルターガイスト现象が起こる。振动にびっくりして出てきたゴキブリに弘が目をやると、ゴキブリは破裂する。
                          「天から丑いものを叩き溃す力が与えられた」と恍惚感でぞくぞくする弘。
                          まずは一番近くにいる丑いものを抹杀しょうと意にし、父亲の书斎に向かう。父亲は何とか息子に取り入ろうとするが、残酷にひねり杀される。少年はつづいてコンビニに向かい、まだたむろしていた高校生三人を残虐に処刑する。そして助けを求めたとき目をそらしたコンビニ店员の眼球をほじりだす。
                          弘はこの上ない幸福感を感じていた。もはや复讐の喜びではなく、杀戮の快感に浸っているのだった。


                          17楼2013-02-27 22:31
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                            新世界ゼロ年 小说现代2012年10月号 感想(ネタバレあり)

                            杀人の快楽に酔った八俣弘が无差别杀人を缲り広げる。
                            (途中「动くな。両手を挙げろ!」と声がし振り向くと制服警官が拳铳を构えているシーンがあります。弘は「おまわりさん?どうして、すぐに撃たなかったの?」と心底不思议に思って寻ねるのですが、全くその通り。)
                            林亘警视庁**部长が魔王子达に大量杀人者の始末を要请する。魔王子サイドが败れた时を想定して、対テレキネシス特殊部队(CKT)の出动をも手配する。
                            高任ルナの渋谷魔王子・藤仓怜央の取材は进行中。ルナは魔王子の圧倒的な権势を実感していた。主な企业・施设全てに魔王子専用のフリースペースが存在し、一言リクエストすればいかなる便宜も図ってもらえるのだった。そこで警视庁から无差别テロが台东で起きているという连络が入る。怜央は、「秋叶原EZがすぐそばにあるから、悠斗たちが始末するよ。」「たぶん秒杀だろう。」と楽観を装うが、表情は强张っていた。
                            弘はジャックしたタクシーの后部座席で服を着替えていた。自分の姿・位置情报が**・魔王子に伝わっていると考え、変装して意表をついた方角から秋叶原EZへの侵入を试みていた。途中渋滞に捕まったため、超能力で人间を跳ね飞ばして歩道を疾走する。
                            秋叶原魔王子・戸田悠斗に南から暴走タクシーが向かっていると连络が入る。ビルの阴からタクシーをPKで捻りつぶすが、中に八俣弘はいなかった。弘は秋叶原EZの境界に入った时点で降车し、运転手を残して超能力でタクシーを疾走させていたのだった。悠斗はタクシーの残骸を解体して、死体确认をしている姿を弘にとらえられる。弘が道路に目をやると地割れが起こる。亀裂が进行方向の全てを呑み込みながら拡大していく。
                            桥本贵文教授が小早川亜唯子の家の前で立ち尽くしていた。家は奇妙に変形して、周りの住民も皆すでに引っ越していた。亜唯子のそばにいると起こる头痛がないので、亜唯子はいないという确信を持ち引き返す最中に、犬の鸣き声が闻こえてきたペットショップに入る。


                            18楼2013-02-27 22:31
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                              之后有更新再继续搬来


                              19楼2013-02-27 22:32
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