ダイワハウスSpecial 地球ゴージャスプロデュース公演vol.13『クザリアーナの翼』稽古场レポー

1月の东京公演を前に、日々蓦进中の地球ゴージャスの稽古场に潜入!そこは、広い広い稽古场の中を埋め尽くすカンパニー全体の热気に満ちた、最高にアグレッシヴな空间だった。

稽古场スペースに足を踏み入れた瞬间、本作のスケールの大きさを肌で実感した。かなり広い稽古场の中央にすでに建てられているシンボル的な大セットの存在感、稽古场の壁グルリにスタンバイしている出番を待つ大势の出演者、隙间を缝って忙しく働スタッフの姿。漂う空気の全部がなんだかワイワイしており、扉の向こうの冬の寒さとは无縁のその热気に思わず「なにかのフェス?」と思ってしまうような…“目に见えない大きな期待感を抱いた人々の集う场所”とでも言うべきオーラの涨りに触れ、「特别な场所に来たぞ」と、自然と心が滚る。
みんなの视线の先、セット前のステージ中央あたりでは、ちょうど中村雅俊、风间俊介、宫泽佐江、湖月わたる、藤林美沙、そして岸谷五朗と寺脇康文が芝居の真っ最中。どうやらジャーメリア国の最下层民・デッシュ(DEATH)の风间、宫泽、湖月、岸谷、寺脇がさらわれた仲间を探すべく、上层社会である军国民本部へと忍び込んだシーンのようだ。中村と藤林はデッシュ民が思いがけず出会ってしまった自分たちよりも阶级が上の人间たち。本来ならば対等に话すことはもちろん、见つかった时点で捕えられてもおかしくないのだが…なぜかデッシュの隠密行动に兴味津々のふたり。ここから7人が入り乱れてのやりとりが始まっていく。

まずは台本の流れ通りに台词を言い合い、互いに挂け合いのリズムを见る。兄弟のように育った风间と宫泽の微笑ましい友爱関系、爱娇あふれるキャラで新境地に挑む湖月、阿吽の呼吸で楽しませてくれる岸谷と寺脇の“ダメおやじ”コンビからなるディッシュたちと、あくまで大らかな藤林&谜めいているが终始飘々とした中村の醸し出すとぼけた空気。そこから生まれるズレが生む笑いのポイントも多いシーンだ。
特に「役者人生の中でこの地球ゴージャス出演は自分にとっての新たで大きな挑戦。存分に楽しみたい」と言っていた中村は率先して台词をアレンジして周囲に仕挂け、ギャラリーからもたびたび笑い声があがる(不意打ちに思わず岸谷が吹き出す场面も!)。すると寺脇がすかさずその面白さのしっぽを掴んで一段押し上げ、呼吸を见て湖月も瞬时に応戦。役者として演出家としてその轮に加わっている岸谷は、现场の感触をじかに确かめつつ「じゃあこの台词あたりからみんなでこっちに移动しようか」「ここではひとりだけ上段に上がって言叶を投げかけてみて」と、役者たちを大きく动かし始める。动きに変化がついたことで、始めは多少の坚さが见られた宫泽の台词にも自然と表情が加わると、それを待っていたかのように风间も新たな演技プランを乗せていく。みなそれぞれに台词の出し方、受け方、流し方を毎回変えてみせながら、演出家・岸谷の手応えをうかがう。岸谷も自分の中にある理想のビジョンを探りつつ、目の前になにが出てくるのかワクワクしつつ、确固たる方向性を定めていこうと粘る。やがて同じ场面を何度も返していくうち、心地よいテンポが生まれ、一発目とはまったく违った感触を持つ“ここならでは”のシーンが立ち上がっていく。芝居が固まっていくプロセスをスタンバイ席からじっと见ていた佐藤江梨子も思わず「なるほどね~」と声を上げていた。

1月の东京公演を前に、日々蓦进中の地球ゴージャスの稽古场に潜入!そこは、広い広い稽古场の中を埋め尽くすカンパニー全体の热気に満ちた、最高にアグレッシヴな空间だった。

稽古场スペースに足を踏み入れた瞬间、本作のスケールの大きさを肌で実感した。かなり広い稽古场の中央にすでに建てられているシンボル的な大セットの存在感、稽古场の壁グルリにスタンバイしている出番を待つ大势の出演者、隙间を缝って忙しく働スタッフの姿。漂う空気の全部がなんだかワイワイしており、扉の向こうの冬の寒さとは无縁のその热気に思わず「なにかのフェス?」と思ってしまうような…“目に见えない大きな期待感を抱いた人々の集う场所”とでも言うべきオーラの涨りに触れ、「特别な场所に来たぞ」と、自然と心が滚る。
みんなの视线の先、セット前のステージ中央あたりでは、ちょうど中村雅俊、风间俊介、宫泽佐江、湖月わたる、藤林美沙、そして岸谷五朗と寺脇康文が芝居の真っ最中。どうやらジャーメリア国の最下层民・デッシュ(DEATH)の风间、宫泽、湖月、岸谷、寺脇がさらわれた仲间を探すべく、上层社会である军国民本部へと忍び込んだシーンのようだ。中村と藤林はデッシュ民が思いがけず出会ってしまった自分たちよりも阶级が上の人间たち。本来ならば対等に话すことはもちろん、见つかった时点で捕えられてもおかしくないのだが…なぜかデッシュの隠密行动に兴味津々のふたり。ここから7人が入り乱れてのやりとりが始まっていく。

まずは台本の流れ通りに台词を言い合い、互いに挂け合いのリズムを见る。兄弟のように育った风间と宫泽の微笑ましい友爱関系、爱娇あふれるキャラで新境地に挑む湖月、阿吽の呼吸で楽しませてくれる岸谷と寺脇の“ダメおやじ”コンビからなるディッシュたちと、あくまで大らかな藤林&谜めいているが终始飘々とした中村の醸し出すとぼけた空気。そこから生まれるズレが生む笑いのポイントも多いシーンだ。
特に「役者人生の中でこの地球ゴージャス出演は自分にとっての新たで大きな挑戦。存分に楽しみたい」と言っていた中村は率先して台词をアレンジして周囲に仕挂け、ギャラリーからもたびたび笑い声があがる(不意打ちに思わず岸谷が吹き出す场面も!)。すると寺脇がすかさずその面白さのしっぽを掴んで一段押し上げ、呼吸を见て湖月も瞬时に応戦。役者として演出家としてその轮に加わっている岸谷は、现场の感触をじかに确かめつつ「じゃあこの台词あたりからみんなでこっちに移动しようか」「ここではひとりだけ上段に上がって言叶を投げかけてみて」と、役者たちを大きく动かし始める。动きに変化がついたことで、始めは多少の坚さが见られた宫泽の台词にも自然と表情が加わると、それを待っていたかのように风间も新たな演技プランを乗せていく。みなそれぞれに台词の出し方、受け方、流し方を毎回変えてみせながら、演出家・岸谷の手応えをうかがう。岸谷も自分の中にある理想のビジョンを探りつつ、目の前になにが出てくるのかワクワクしつつ、确固たる方向性を定めていこうと粘る。やがて同じ场面を何度も返していくうち、心地よいテンポが生まれ、一発目とはまったく违った感触を持つ“ここならでは”のシーンが立ち上がっていく。芝居が固まっていくプロセスをスタンバイ席からじっと见ていた佐藤江梨子も思わず「なるほどね~」と声を上げていた。