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星に愿いを…

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「ちょっとマックに寄っていい?」
 きらめき高校からのいつもの帰り道、駅前辺りに来て朝日奈夕子が駅前の商店街にある大手チェーンのハンバーガーショップを指で示して寄らないかと言うので、同じきらめき高校に通っている朝日奈夕子の亲友である白雪真帆がうなずき、
 「いいけど。あんまり食べてばっかりだと太るよ」
 今日の昼休みにもかなりの量の昼食を食べていた朝日奈夕子に忠告すると、夕子がうなずいて亲友の忠告を闻きながら自分のお腹に手を当ててしまう。

 「うっ!?私最近太り気味?」

 「别にそういうわけじゃないけど。……ただ、よく最近どこかに寄ろうよって言うなぁって思って。この前はドーナツショップだったし、その前はサ店だったし…」
 「う~~ん、実は最近家であんまり御饭が食べられないからお腹が空くのよねぇ」
 「え、もしかしてヒナのお母さん、まだダイエットしてるの?」
 「そ。何でかわかんないけど春先になると决まってダイエットをするのよ。今さらスタイルを気にしたってどうしようもないと思うんだけどねぇ」
 「ふ~~ん、でも前にあった事あるけど、やっぱヒナのお母さんって若いんだね。そんな风に自分のスタイルを気にしてダイエットとかするなんて。ウチの母はそんなことしないよ」
 真帆が夕子の母がそんな风に自分の体型维持に気を遣っているということに感心すると、夕子もなるほどとうなずいてしまう。
 「そっか、私のお母さんって若作りなんだ」
 「ヒナ……今のセリフ、死んでもヒナのお母さんの前じゃ言っちゃダメだよ」
 「うん、まだ死にしたくないから。……ところでそういうわけでお腹が空いてるんだけど寄ってっていい?」
 「まぁそう言う事なら付き合うけど。……ファーストフードってカロリー高いんでしょ」
 「うっ!?今日の真帆妙に锐い事ばっかり言うわね。わかった、シェイクだけで我慢する」
 「はいはい。でもそんなにお腹が空くんだったら自分で何か作れば?」
 「作れればね」
 「なるほど」
 夕子の言叶に纳得しながら、真帆と夕子がハンバーガーショップに入り、夕子がストロベリーシェイク、真帆がメロンソーダを頼んで适当な席に座りながら歓谈を始める。最初は最近のドラマの话题や学校での面白い出来事などであったが、ふと、夕子がこの间のゴールデンウィークに一绪にコンサートに行った帰りに真帆が谁かに声をかけられたのに、にべも无く相手にしなかった事について寻ねてみると、真帆がストローでメロンソーダを少し饮みながら、
 「う~~ん、何だかあんまり好きなタイプじゃなかったんだよね」
 自分がその相手を振った理由を说明する。

 「えっ!?でも结构カッコよかったじゃん。あのコンサートに来てたって事は彼もファンって事でしょ。话题も合うだろうし、ちょっとぐらい付き合ってみてもよかったんじゃない?」

 「そうかもしれないね」
 「でしょ。だから今度は……」
 「いいの、见た目だけで私その人を好きになる訳じゃないし」
 「ふ~~ん、真帆って见た目だけで好きになったりしないんだ」
 「まぁ第一印象って言うのはあるけどね。でも何となくこの间の男の人は嫌い」
 「どして?」
 「私の胸のほうにばっかり视线が向いてたから」
 「プッ」

 「あっ、笑った!?真剣なのに」

 自分が相手を振った一番の理由を夕子に说明したのに、夕子はそれを闻いて笑ってしまうので、少し腹を立ててしまうと、夕子が少し汚れてしまった口元をハンカチで拭いながら笑ってしまった事を诧びる。
 「ああ、ゴメンゴメン。でも别にいいじゃん、相手が胸を见るぐらい。そんなの気にしてたら男の人と付き合えないよ」
 「そうなんだけどね」
 「なんだったらサラシでも巻いとけば」
 「そんな面倒なのはイヤ。それになんでそんなの巻かなきゃいけないのよ」
 「そう。……じゃあ服で隠すって言うのはどう?」
 夕子の提案に真帆が少し兴味深い表情を浮かべて寻ねる。
 「え、服で隠すってどうするの?」
 「あんまりキャミソールとかツーピースの服とか自分の身体のラインを强调する服じゃ无くて、ゆかりとか如月さんの服みたいに少しゆったりめの服を着るのよ。フリルとかがついたお嬢様っぽい服とかでもオッケーかな?そういう服を着てれば案外全体の雰囲気を见てくれるかも知んないよ」
 「お嬢様っぽい服……。フリル……」
 夕子の言叶に考え込むように、真帆が言叶を反复する。
 「あ、でも真帆ってそういう服好きじゃなさそうだもんね。今まで真帆がそういう服を着てきたとこってみた事无いし」
 夕子がそういう服がない事にはどうしようもない事に思い当たると、真帆が笑って、
 「ううん、持ってるよ。そーゆう服」
 言うので、夕子がへぇとうなずく。
 「そっか、じゃあ着てみれば」
 「うん、考えとく。あ、いいアドバイスありがと、ヒナ」
 「アドバイス料はここの代金でいいよ」
 「调子いいね。でもここって代金前払いだよ。さっき払ってたじゃん」
 真帆の言叶に、さっき代金を払った事を思い出し、慌てて夕子が



1楼2008-02-04 22:11回复
    「じ、じゃあ、今度奢ってよ!」

     「だからそんなにいっつもファーストフードばっかり食べてたら太るってば!」

     夕子の言叶に苦笑して答えてしまう真帆であった。


     そんな风に夕子との话があった夜、白雪真帆が姉である白雪美帆のいる部屋をトントンとノックをする。
     「真帆ちゃん?」
     「うん、ちょっといい?」
     「いいですよ」
     姉である白雪美帆の了解をもらって真帆がドアをスッと开けて姉の部屋に入ると、美帆が勉强机に座ってシャープペンシルを走らせているので、
     「あれ、もうすぐテスト?」
     真帆が姉の勉强をしている理由を寻ねると、美帆が首を横に振ってしまう。
     「いいえ、そうじゃないです。ちょっとした予习と复习です」
     「相変わらず真面目だねぇ。……ねぇ、ちょっと洋服ダンスを开けてもいい?」
     「えっ!?は、はい、构いませんけど」
     「ありがと。………フムフム、やっぱ姉さんの着る服ってこういうのが多いよね」
     自分の洋服ダンスを开けて真帆が色々と物色しているのを见て、美帆が少し不思议な表情を浮かべながら、
     「真帆ちゃんの服を间违えてこちらのタンスにしまってありましたか?」
     真帆が自分の服を见ている理由を寻ねると、真帆が色々と美帆の春服を见ながら首を横に振ってしまう。
     「そう言うんじゃなくて。……姉さん、この服着てもいい?」
     そう言って一着の白い长袖のブラウスとストール、それに空色のロングスカートを手に美帆に寻ねると、美帆がうなずきながら、
     「それは构いませんけど。……でも、真帆ちゃんがそういう服を着るなんてどうされたんですか?」
     「んーー?ま、ちょっとイメチェンしたかったってとこかな。今着てもいい。ちょっと试しに外に出てみたいんだ」
     「はい、でももう遅いですから気をつけてくださいね」
     美帆の言叶にうなずきながらその场でパパッと今着ている服から美帆の服に着替え、外に飞び出していく真帆を见ながら美帆がちょっと不思议そうな表情を浮かべ、散らかしっぱなしになっている真帆の服を畳んでおくのであった。


     「フンフンフ~~ン♪」
     ちょっと最近の流行歌を口ずさみながら真帆が美帆から借りた服を着ながら辺りを散策していると、真帆がふと駅前の商店街まで出てみようかと思う。今の自分の服装であれば多分谁も自分を见て、白雪真帆だとは思わないであろうし……
     真帆がそう考えてきらめき駅前に行って见て、ちょっともうそろそろ闭まりそうなブティックのショーウィンドウに饰られている服を见ながら、
     「やっぱこういう服の方が私は好きかも」
     真帆が今自分の着ている服と交互に见て苦笑してしまうと、后ろから
     「白雪さん?」
     声をかけられるので、つい真帆が
     「はい」
     と返事をすると、今まで见た事も无い男の人が自分の少し后ろに立っていたので真帆がビックリしてしまう。
     「あ、やっぱり白雪さんだったんだ。髪をおろしててちょっとわからなかったけど何となく真剣に服を见てる眼が白雪さんかなぁって思って」
     彼に自分のことを姉だと勘违いされているのだと言う事に気付き、真帆が何故自分が全く知らない人が自分に声をかけてきたのかをようやく理解する。
     「はい。……変ですか?」
     真帆が自分の髪に手をやって彼に寻ねると、彼が首を横に振ってしまう。
     「そんな事无いよ。ただ、いつもの髪型じゃないから少し惊いただけ。……でもこんな时间に白雪さんが出歩くなんて珍しいね」
     「はい。ちょっと夜风に当たりたいなぁって思いまして。ところであなたはどうしてこんな时间に出歩いてるの・…ですか?」
     「あ、俺はちょっと买い物。日用品とか食料品とかをね」
     「へぇ、でもこんな时间にですか?」
    


    2楼2008-02-04 22:13
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       「いや、ウチの母が料理の途中に调味料を切らしてね。使いっ走りだよ」
       彼の言叶に真帆がなるほどとうなずき、
       「それじゃあ早く帰らないと」
       彼に早く帰宅するように勧めると、彼がうなずいて、
       「うん、でも白雪さんも気をつけてね。もう夜も遅いから」
       「はい、気をつけます」
       「……」
       「どうかしましたか?」
       真帆が自分の言った言叶に、ちょっと怪讶な表情を彼が浮かべているようなので「自分の正体がばれたのかしら?」と考えていると、彼が
       「今日の白雪さん、いつもとなんだか雰囲気が违うね」

       「えっ!?……そそそ、そんな事无いです!……ありません」

       「そうだよね。髪形がいつもと违うからかな?……あっ!もしかして何か占いで悪い卦でも出たの?だったら何か相谈にのるけど……」
       彼の言叶に真帆がホッと胸をなでおろして自分の正体がバレたのではない事に安堵のため息をつき、相変わらず色んな人のことを占っているのであろうひびきの高校での自分の姉の様子を思い浮かべながら、
       「はい、実は今日は夜に散歩をすると运気が上がるって出たんです。でも本当だったみたいです。だってあなたに会えましたから」
       「えっ!?……あ、あはは、白雪さん、冗谈がうまいね」
       「フフッ。……あの、もしもよろしければ送っていただけないでしょうか」
       真帆の言叶に彼が笑って、
       「いいよ、おだてられてあげるよ。どうせ俺の帰りが遅くなったって晩御饭が遅くなるだけだから」
       「それが一番の问题じゃないんですか?」
       「いやいや。美帆さんに頼られたんだ。ここで送らないと格好がつかないでしょ」
       「美帆さん?」
       「あ、ゴメン。知り合って间もないのに下の名前で読んで」
       「いえ………でも私のことはできれば下の名前では呼ばないでください」
       「うん。……あ、帰ろうか?」
       彼の言叶にうなずきながら真帆が彼と肩を并べて自分の家に帰りながら、何となく今までに感じた事の无いような気持ちが自分の心の中に涌き上がっているような気がしてくる。
       「あの、公园によりませんか?」
       「え?……うん、いいけど。どうしたの?」
       「もう少しだけ外の风に当たりたいんです」
       「うん、わかった。……何か乗る?ブランコとか滑り台とか?」
       「いえ、ベンチに座るだけでいいです」
       真帆の言叶に彼がうなずいて「じゃあ、何か饮み物を买ってくる」と真帆(彼はずっと美帆だと思っているのだけど…)に言って自动贩売机で何かを买っている彼の后姿を见ながら、
       (私を见てくれる人か……)
       ベンチに座りながら夜の星空を见上げて、自分ではない、もう一人の自分を见ている彼は自分の事をどう见てくれるのか自问してしまう。
       「お待たせ……オレンジジュースでいい?」
       彼にジュースを渡され、「そう言えば姉さんって炭酸系は全然饮まないんだったな」と思いながら远虑なく彼からジュースを受け取り、ジュースを少し饮みながら、
       「今日の私、ちょっと落ち込んでたんです」
       彼に言うと、彼が心配そうに真帆の表情を见るので、真帆が首を横に振ってしまう。
       「でも何だかそんな事で落ち込んでた自分がちょっと情けなかったんです。「しっかりしろ」ってね♪」
       「白雪さんはいつもしっかりしてると思うけど……」
       「见た目だけじゃわかんないんですよ、女の子は。………色々と悩んじゃうんです」
       「そうだね。俺だって悩み事は一杯あるよ」
       「え、何で悩んでいるんですか?」
       「えーと、もう少しお小遣いが増えないかなぁとか、もう少し头がよくならないかなぁとか、勉强ができるようにならないかなぁとか、カッコよくならないかなぁとか……」
       「欲张りですね」
       「あ、そうだね」
       「でも顽张ればきっとあなたはそうなれますよ」
       「白雪さんにそう言ってもらえると何だか自信が出てくるね」
       「フフッ、これは占いじゃなくて私の感覚ですけどね」
       真帆の言叶に彼が首を横に振ってしまう。
       「いやいや、占いとかでいい运势が出たときでも、こんな风に何かいい言叶を言ってもらった时でも顽张ろうって言う気になれるもんだよ。それに白雪さんの勘だろ?外させるわけにはいかないし」
       彼の言叶に真帆がコクリとうなずいて、
       「そうですね……それじゃあ指きりしませんか」
       自分の小指をスッと差し出して彼に言うと、彼もうなずいて、
       「うん、わかった」
       自分の小指を差し出す。そしてお互いの小指を挂け合ってから、
       「指きりげんまん嘘ついたら针千本饮ーます!」
       そう约束すると、真帆が笑颜で
       「これでもう嘘つけなくなっちゃいましたね」
       彼に言うと、彼が笑う。
       「望むところだよ!……あ、そろそろ白雪さんの家に帰らないと。もう夜も遅いし……」
       彼が公园の时计の时间がもう9时を指そうかとしているので慌ててそう言うと、真帆が
       「あ、私の家はもうすぐそこですからお気遣い无く。后は自分で帰れますから」
       彼に先に帰ってもいいと告げると、彼がうなずいて、
       「そう?じゃあ先に帰るね。白雪さんも早く帰らないとダメだよ」
       先にゆっくりとした足取りで何度か真帆の方を见ながら帰っていくと、真帆がベンチから立ち上がって先程彼と交わした约束の小指を见ながら、
       (実は私、あの时约束したんだ。ううん、お愿いをしたんだ。白雪真帆としてでも、白雪美帆としてでもいい。もう一度彼に会えますようにって。……変なお愿いかな?でも……)
       そっと心の中でまた彼と会える日が来る事が来るように、空に向かって愿いをかける真帆であった。


      3楼2008-02-04 22:13
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        IP属地:上海4楼2008-02-04 22:20
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          好多好多的故事,你永远看不完的……呵呵~


          5楼2008-02-04 22:26
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            反正我喜欢看就行了


            IP属地:上海6楼2008-02-05 14:48
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