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美帆ちゃんのお愿い!

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日曜日の夜。
 终わってしまう休日を少し名残惜しく思いながら白雪真帆がリビングでテレビを観ていると、ネグリジェ风のパジャマ姿の白雪美帆がニコリと笑颜を浮かべて
 「真帆ちゃん、ちょっといいですか?」
 そう言ってくるので、
 「ダメ」
 言下に拒绝してしまう。
 绝対に姉がこう言う风に笑颜でお愿い事をするのは良くないことに决まっているから。
 「じゃあ、いつならいいですか?」
 しかしそんないつもの真帆の拒绝にもめげずに相変わらずニコニコと笑颜でそう寻ねてくるので、真帆が「ふぅ」、とため息をついてしまう。
 「何?」
 「ちょっと頼み事があるんです。私の部屋に来てくれませんか?」
 「ここじゃダメなの」
 「はい、私の部屋でないとダメなんです」
 「何か、厄介事?」
 「いえいえ、真帆ちゃんだったらとっても简単に出来ることです」
 「じゃあここで言ってよ」
 真帆の言叶に美帆がちょっと困ったような表情を浮かべて
 「来てくれないと泣いちゃいます」
 そう言うので、真帆が思わずソファからずり落ちそうになってしまう。本当にこの人は自分の姉、いや、姉と言っても双子なのだから年は一绪なんだけど、同い年と言われても信じられないかもしれない。
 「…な、泣かなくていいから」
 「いいえ、泣いちゃいます。あ~~ん、あ~~ん、あ~~ん」
 美帆がそう言って泣き始めるので、台所にいた母が何事かとリビングに来るので、真帆が慌てて美帆が泣いているのをとめ、
 「あ、あははは、な、なんでもない、なんでもないから。ちょ、ちょっと姉さん、情绪不安定なんだよ。わ、私が姉さんをちゃんとなだめるから心配しないでいいよ」
 母にそう言うと、美帆の手を引っ张って美帆の部屋へと駆け込むのであった。
 そして美帆の部屋に入るなり、さっきまで泣いていたはずの美帆がニコニコと笑颜で
 「ありがとうございます、真帆ちゃん。私の部屋に来てくださって」
 自分の部屋に来てくれた妹に御礼を言うので、真帆がゲッソリとしてしまう。
 (な、何てマイペースな。全く、私はいっつも姉さんに振り回されっぱなしじゃない。はっ、もしかしてこれからの人生もこんなことになるんじゃ…)


 大学の入学式とか…
 「真帆ちゃん、今日は大学の入学式ですね」
 「え、うん、そうだね」
 「真帆ちゃん、この服を着ていってください。私がこの前、见つけたんですけど、とっても可爱くて真帆ちゃんに似合うと思ったんです」
 「ゲッ!?そんなフリフリのいっぱいついたピンクの服を入学式に着ろって言うの」
 「はい、とっても可爱いです」
 「いや、绝対着ない」
 「そ、そんなぁ。着てくれないと泣いちゃいます。あ~~ん、あ~~ん、あ~~ん」
 「わ、わかったわよ。着るわよ」
 「(コロッと笑颜で)本当ですか!?嬉しいです。さぁ、今すぐ着てください!」


 私が初デートの时とか…
 「真帆ちゃん、今日は初デートなんですよね」
 「え、うん、まぁね。ちょっと紧张しちゃうね」
 「はい、デートはやっぱり初めが肝心ですから。それでですね真帆ちゃん、この服を着ていってください。私がこの前、见つけたんですけど、とっても可爱くて真帆ちゃんに似合うと思ったんです。これで真帆ちゃんの彼氏も真帆ちゃんにメロメロです」
 「ゲッ!?そんなフリフリのいっぱいついたピンクの服を着ろって言うの」
 「はい、とっても可爱いです」
 「いや、绝対着ない」
 「そ、そんなぁ。着てくれないと泣いちゃいます。あ~~ん、あ~~ん、あ~~ん」
 「わ、わかったわよ。着るわよ」
 「(コロッと笑颜で)本当ですか!?嬉しいです。さぁ、今すぐ着てください!」


 そんでもって私が结婚式の时とか…
 「真帆ちゃん、今日は结婚式なんですよね」
 「え、うん、まぁね」
 「真帆ちゃんもとうとうお嫁さんなんですよね。幸せになってくださいね」
 「うん、ありがとう姉さん」
 「それでですね、真帆ちゃん…」
 「いや、フリフリのいっぱいついたピンクの服で结婚式なんて出ないから」
 「そ、そんなぁ。着てくれないと泣いちゃいます。あ~~ん、あ~~ん、あ~~ん」
 「わ、わかったわよ。着るわよ」
 「(コロッと笑颜で)本当ですか!?嬉しいです。さぁ、今すぐ着てください!」


 「何てことになるじゃん!」

 「はい?」
 「いや、こっちの话。それで姉さん、私に何の话があるの?」
 「あ、はい。あのですね、真帆ちゃん、もし良かったらなんですけど明日、ひびきの高校に行ってくれませんか?」
 「え?ひびきの高校に?」
 「はい、ひびきの高校です」
 「ひびきの高校って姉さんが通ってる高校だよね」
 「そうですよ」
 「う~ん、でも私がひびきの高校に行ってもいいの?」
 「ええ、构いませんよ。それにこの间、真帆ちゃんがひびきの高校の制服がかわいいから一度着てみたいって言ってたじゃないですか?」


1楼2008-02-12 17:39回复
    「确かにそうは言ったけど。でも、姉さんはどうするの?」
     「あ、私は明日、用事があるんです。ですから真帆ちゃんは私の代わりにひびきの高校に行ってください」
     「姉さんの代役ねぇ。…でも用事って何?」
     「女の子の秘密です♪」
     「………」
     「あら?どうしました、真帆ちゃん?」
     「………ごめん、固まっちゃった。あまりにもセリフが寒すぎて」
     「ひどいです」
     「でも、言ったのが自分の姉さんじゃなかったら思いっきりぶん殴るか、ダッシュで逃げてたよ。うん、マジで」
     「ひどいです~」
     「いや、ひどいのは姉さんのセリフなんだってば」
     「ひどいです。もう怒っちゃいます。绝交です」
     「いや、怒られても……はぁ、でもまぁひびきの高校には行ってあげるよ、うん」

     「本当ですか!?やっぱり真帆ちゃんは优しいですね。大好きです」

     「一秒前に绝交したじゃん」
     「忘れました」
     (本当にいい性格してるわ。姉さん)
     こうして白雪真帆は初めてひびきの高校に行くことになったのである。


     そして翌日。
     ひびきの高校の制服を着ている白雪真帆が无难に入れ替わりをこなし、姉の友人にも自分が入れ替わっていると気付かれずに无事に一日を终えることが出来た。
     まぁ美帆の友人らしくみんなどこか抜けていると言うかおおらかな人ばかりだったので。
     そしてホッとして真帆が帰ろうとすると、
     「やぁ、白雪さん。一绪に帰らない」
     ちょっと小柄で可爱らしい颜立ちをした男子生徒が自分に话し挂けてくるので、美帆からは闻いていなかった男子生徒からの帰りの诱いに
     「え、その……」
     ちょっと踌躇ってしまう。すると、男子生徒が踌躇う真帆を何とか诱おうと饶舌振りを発挥しようとする。
     「ほら、あいつ、今日风邪で休んでるだろ。それでさ、白雪さん、もしもよかったら俺と一绪に……」
     そう言うと、サッと真帆の颜色が変わってしまう。
     「谁が风邪で休んでいるんですか?」
     「え?……あいつだけど。ほら、光ちゃんの幼なじみの」
     「ふぅん、そうなんですか」
     「え、あの、その、白雪さん」
     「申し訳ありません。少し今日は放课后に用事が出来たので先に失礼します」
     ペコリと真帆がお辞仪をしてスタスタと下駄箱に向かっていく真帆を见て
     (い、今の白雪さん、思いっきり怖かった)
     思わず胸に手を当ててそうつぶやいてしまう坂城匠であった。
     そして下駄箱で靴を履き替えると一目散に自分の家に真帆が向かうと、フリルの付いた赤い暖かそうなワンピースを着ている美帆が上机嫌で家に入ろうとしている。
     「姉さん」
     「あら、真帆ちゃん。もう帰ってきたんですか。今日はひびきの高校に行ってくださって本当にありがとうございました」
     「いや、别にいいよ。それよりも姉さん、デートは楽しかった?」
     「はい?」
     「いや、姉さん、今日はデートしてたんでしょ」
     「真帆ちゃん、何を言ってるんですか?」
     「シラを切るつもり。わかった、あの人の家に电话をしてみる!」
     そう言って真帆が携帯电话を取り出すと、美帆がすまして答えてくれる。
     「ダメですよ、真帆ちゃん、あの人は今风邪を引いてるんです。电话をしても出られませんよ」
     「何で知ってんの?あの人が风邪だって。あの人が学校を休んでたのは今日だけでしょ」
     「…妖精さんは何でも知ってます」
     美帆が胸をはって言うと、真帆が

     「何でも妖精さんでごまかすな~~!」

     大きな声で自分の姉に対して怒りをぶつけるのであった。
     「落ち着いてください、真帆ちゃん。デートをしたのは本当ですが、深い深い理由があるんです」
     「はぁはぁ……何?深い理由って」
     「コンサート、今日が初日だったんです。ですから绝対に今日行きたかったんです」
     「………」
     「どうしました、真帆ちゃん?」
     「いや、呆れて何も言えなくて。はぁ、それよりもきらめき高校休んじゃったじゃん。私の欠席がまた増えちゃった。进级やばいかも」
     「あ、それなら大丈夫です」
     「え、なんで」
     「ケロちゃんに代わりに行ってもらいましたから」
     「へ?」
     「ケロちゃんを真帆ちゃんの席に置いておいたんです。ちゃんときらめき高校の制服を着せておいたのでバッチリです!」
     美帆が「ナイスです!」と言う感じでそう言うので、真帆が颜を苍ざめさせてしまう。


     明日、きらめき高校に登校するなり、白雪真帆はみんなからケロちゃんというあだ名をつけられることになり、白雪美帆から死ぬほどうらやましがられることになるのだが、それはまた别の话である。


    2楼2008-02-12 17:40
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      交替上学。楼上的图好看吧


      IP属地:上海3楼2008-02-12 22:10
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        嗯~


        4楼2008-02-15 20:29
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