寿美幸吧 关注:36贴子:1,621
  • 4回复贴,共1

フリーマーケットで……

只看楼主收藏回复

ユサユサ、ユサユサ。
 「真帆ちゃん、起きてください」
 ユサユサ、ユサユサ。 もうすぐ10时になると言うのにまだベッドの中で眠っている自分の妹を起こすため、何度も真帆の身体を布団越しに白雪美帆が揺するが、
 「う~~ん、あと5分」
 そう言って布団を着なおすので、いい加减美帆が怒ってしまう。

 「早く起きてください!もう10时ですよ」

 「え~~、まだいいじゃん。今日は日曜日なんだからゆっくり寝させてよ。私昨日も遅かったんだからさ」
 「今日は私と约束をしていたでしょう」
 「约束?何それ?」
 「……もう知りません。いいです、私一人で行きますから」
 そう言うと美帆が真帆を起こすのをあきらめ、部屋を出て行ってしまう。そして姉が出て行って、自分以外いなくなった部屋でゆっくりと真帆が眠り足りない体を満足させる为、スヤスヤと眠りにつくのであった。そしてお昼も过ぎた顷、存分に睡眠をとって満足した真帆が布団から起き上がり、あくびをひとつしてから身体をう~~ん伸ばして身体から眠気を取り去り、ベッドから降りるとふとなにか思い出してしまう。
 (そう言えば何だか姉さんが私を起こしてたなぁ。う~~ん、何で姉さんが私を起こすんだろ?いつもは私なんか放っておいて出かけたりするのに。それに何か约束って言ってたよね。约束、姉さんと约束……)
 真帆がまだパジャマ姿のままで考え込み、自分が一体何を美帆と约束をしていたのか思い出そうとする。

 (あっ、あれだ!)

 少し前、真帆と美帆が一绪に夕御饭を食べているときに、


 「そう言えば真帆ちゃんは服をいつもはどこで买うんですか?」
 美帆がそう言って自分の私服の购入场所について闻いてきたので、
 「ブティックとかデパートとかでだよ」
 自分がいつも服を买っている店を姉に教えると、
 「でもそれじゃあ高くないですか?」
 「そりゃあ高いけど。でも他に买いに行くところなんてあるの?」
 真帆の言叶に嬉しそうに美帆がうなずいて
 「はい、フリーマーケットに行きませんか?」
 「フリーマーケット?」
 「リサイクルショップみたいなものです。皆さんで使わなくなったものを持ち寄ってそれを必要としてもらえる人に使ってもらうためのお店です。服だけじゃなくて本や小物とかたくさんあるんです。お値段も手ごろですし、真帆ちゃんも行きませんか?」
 「ふ~~ん、どこでやってるの?」
 「駅前とか公园とか神社などでやってますよ」
 「今度はいつどこでやるの?」
 「え~~と、确か公园ででしたね。确か日にちは…」


 チラリと自分の部屋に挂けてあるカレンダーを见ると、その日付はまさしくあのときに姉が教えてくれたフリーマーケットの行われる日付である。それをもう一度确认して、
 (どうしよう?)
 と考え込み、
 「ふぅ、こんな风に悩んでても仕方ないか!よし、姉さんがまだいるのかわからないけど今から行こう!」
 すぐに気持ちを切り替えると姉がまだいるかもしれないフリーマーケットの会场へと向かうのであった。


 何となく駆け足で歩いてしまい、自分の腕时计を见ながら间に合うかどうか心配になってしまう。そしてフリーマーケットの会场に着くと、
 (ゲゲッ、人多いじゃん)
 あまりもの人の多さにビックリしてしまう。
 (う~~~ん、こんなに大势の人の中からどうやって姉さんを见つければいいんだろう?……そうだ、姉さんの好きそうな所に行けばいいんだ)
 我ながら名案とばかりに真帆が美帆の好きそうな物の揃っている店を探そうとする。そして小物の揃っている店を见つけて歩み寄ると、自分と同じように长い髪をストレートに下ろしている女の子がガラスの小物を见ている。



1楼2008-02-19 15:19回复
     「ねぇ、琴子、これ绮丽だね」
     长くて赤い髪をストレートに下ろしている女の子…阳ノ下光がガラスの小物を手に取りながらそう言うと、隣で手镜を手にとっている水无月琴子が
     「え……ええ、そうね」
     少し気のない返事をするので光が亲友の持っている手镜を见て、
     「その手镜、気に入ったの?」
     「ま、まぁね」
     「ふ~~ん、绮丽な手镜だね。模様も细かいし」
     「そうね、それにこの色が中々でないのよね。职人さんの手仕事の良さが出ているわ」
     「なるほど」
     うっとり日本式の手镜を见つめながら光にこの手镜の良さをとうとうと语りつづけ、そんな水无月琴子と阳ノ下光を见ながら真帆が
     (う~~ん、ここにはいないのか)
     小物売り场には姉がいなかったので他の売り场に向かうのであった。そして姉のいつも着ているような服を扱っている店を见つけ、そこに行ってみる。すると自分よりもかなり背が低いが自分と同じように长い髪をストレートに下ろしている女の子が目の前の服とジーーーーッとにらめっこしている。
     「なぁ、茜。この服ってどんな奴が着るんだ?」
     自分の目の前にあるレースのたくさんついた服を见て、隣で何枚かの服を手に「あれもいいなぁ、これも安いし…」とたくさんの服を见ている女の子、一文字茜が、
     「もちろんほむらだよ」
     そう答えると、ほむらが苦笑を浮かべてしまう。
     「よせやい、こんな服私の柄じゃねぇよ」
     「そんなことないよ。ほむらってすごく女の子らしいと思うよ。ボクと违って」
     「はぁ?何で私の方が茜よりも女らしいんだよ。一绪に歩いてたら、「かわいいカップルですねー」って何回言われた事があると思ってんだ」
     「そりゃあほむらが単パンにゴッドリラーのTシャツなんか着てるんだもん。そんな服じゃあちょっと女の子らしくは见えないよ」

     「どんな服を着ても同じだ!」

     「ううん、违うよ。仆は思うんだけどほむらだってスカートをはいてかわいい服を着れば……」
     「あ~~、やだよ私は。大体あたしはスカートなんてスースーするから苦手なんだ」
     「でも高校に入ったら嫌と言うほどはかなきゃいけないし。もしもひびきの高校に入学して2日目に休んじゃったりしたらほむらみっともないでしょ。だから今のうちにスカートになれとかないと」
     茜の言叶にほむらが「う~~ん」とうなり、
     「中学は制服がなくて自由だったんだけどなぁ。はぁ、何で高校って言うのはそう言うめんどくせえもんがあるんだろ」
     「面倒くさくなんかないよ。それにひびきの高校の制服ってかわいいって评判なんだよ。それを着ればほむらだってすっごく可爱く……」

     「かわいくなくだったら着こなす自信あるぜ!」
    


    2楼2008-02-19 15:19
    回复
      「そんな自信はいらないよ…」
       ほむらの言叶にガッカリと肩を落とし、もう一度他の服をほむらに勧め、今日こそ何が何でもスカートを买わせようと燃える一文字茜であった。そんなほむらと茜のやり取りを见て真帆が
       (ふ~~ん、あのかわいい子、女の子なんだ。てっきり私は少年かと思っちゃった)
       ほむらに闻かれたら笑ってうなずかれそうな事を考えてしまう。そして结局ここにも姉がいなかったので真帆が次にどこに行こうか考え、
       (あとは……姉さんの好きなものって言ったら本かな?)
       姉が「フリーマーケットには本もありますよ」と言っていたのを思い出し、本の売っているところに向かうのであった。そして本売り场に行くと、ショートカットのかわいらしい女の子が隣にいる真面目そうな男の子に话し挂けている。
       「纯、たまにはこう言う本を买ってみなよ」
       ショートカットのかわいらしい女の子からそんな男の子の声が闻こえたので真帆が「男の子なんだ」と気付き、何だかさっきのほむらとか言う女の子とまるっきり逆だなぁと失礼な事を考えてしまう。そしてショートカットのかわいらしい女の子、ではなく坂城匠からそう言って本を手渡されて穂刈纯一郎が颜を真っ赤にしてしまう。
       「た、匠、何だこの本は?」
       「ファッション志だよ。女の子が今どんな服装をしているのか、女の子にウケるファッションはどんなのかを研究するんだよ」
       「で、でも表纸が女の人だぞ」
       「当たり前だよ。女性のファッション志なんだから」
       「だ、だったら俺が买ったら変だろう」
       「いいだろ、纯にはお姉さん达がいるんだから。お姉さんのためって言う事で买えばいいんだよ」
       「姉さんって谁の?」
       ちなみに穂刈纯一郎には碧、葵、蓝の3人の姉がおり、一番上の姉である碧は现在モデルをしている。
       「そこまではわからないよ。大体ファッション志くらい男が持ってたって今时彼女もなんとも思わないよ」
       「お、俺には彼女なんていない」
       「いや、别にそんなに颜を赤くして教えてくれなくてもいいんだけど。そう言えばお前のお姉さんってモデルしてたよね」
       匠の言叶に纯一郎がうなずくと、
       「じゃあお前のお姉さんにそう言う雑志を贷してもらえよ」
       そう言って勧めると、纯一郎が颜を真っ赤にしてしまう。
       「そ、そんなこと碧姉さんに頼めるか!」
       しかし、纯一郎の返事を闻く前からわかっていたのか、匠がうなずいて
       「だろ?だから俺が买ってやるよ。すいませーーん、この本ください」
       ファッション雑志の会计を済ませていると纯一郎が真っ赤な表情でブツブツと文句を言っている。そんな二人を见て
       (いい友达だね)
       そんな感想を真帆が浮かべてしまい、自分の姉に対して取った今日の态度を益々耻ずかしく思ってしまう真帆であった。しかしこんなに色んな场所を探しても中々姉が见つからない。
       (もしかしてもう帰っちゃったのかなぁ)
       美帆を探すのに疲れて真帆がトボトボと歩いていると、后ろから
       「真帆ちゃん?」
       自分と同じような、でも自分よりも优しい声音が真帆の耳をくすぐる。そして真帆が振り向くと自分の姉である白雪美帆が立っている。
       「あ、よかった、真帆ちゃんも来てくれたんですね。私も今からもう一度戻ってもう起きてる顷だろうから真帆ちゃんを呼んでこようかなって思ってたんですけど入れ违いにならなくて良かったです」
       美帆が本当に良かったと言う感じで胸を抚で下ろすと、真帆が美帆の手にもっている纸袋を见て、
       「もう姉さんは买物は终わったの?」
       そう寻ねると、美帆がうなずいて自分の买物がすんだことを真帆に知らせる。
       「ええ、もう一通りは见ましたけど。でも今度は真帆ちゃんが……」
       「そっか。実は私も一通りは见たんだ、姉さんを探しながら」
       「そうだったんですか?」
       「うん、それよりも実はちょっと歩き回っておなかがすいちゃった。フリーマーケットって何か食べるものとかないの?」
       真帆がおなかを抑えてそう寻ねると、嬉しそうに美帆がうなずく。
       「もちろんありますよ。そうですね、何か食べてから真帆ちゃんの服とかを探しましょう!」
       「うん、ありがと。でも姉さん、怒ってないの?今日の约束すっぽかそうとしちゃった私のこと」
       「怒ってないって言ったら嘘になりますけど、でも真帆ちゃんはこうして来てくれましたから。もしもまだ寝てたら本気で怒ってましたけど」
       「あははは……」
       「実は一人でフリーマーケットに来ても全然楽しくなかったんです。「真帆ちゃんの马鹿马鹿ーっ」て思いながら服とか小物を见てたんですけど、そしたら私に声を挂けてくれた女の人がいてくださって」
       「姉さんに声を?」


      3楼2008-02-19 15:20
      回复
        「はい」


         「どうしたの~~?机嫌が悪いの~~?」
         寿美幸が満面の笑颜でそう真帆にすっぽかされ、一人でフリーマーケットに来る事になってしまったことに腹を立てている美帆に声を挂けると、美帆が颜を伏せ、
         「いえ、别に……」
         「でもすっごく怖い颜してるよ~」
         「そ、そうですか?」
         「うん、もっと笑颜でなきゃダメだよ~。美幸もいっつも不幸なことが起こるけどやっぱり笑颜でいる方が気分いいと思うし~」
         「そうですね」
         「うん、だから、え~~と、あ、私は寿美幸って言うんだ。美幸って呼んでね~~」
         「はい、美幸さん。あ、私の名前は白雪美帆って言います」
         「美帆ぴょんかぁ~~いい名前だねぇ」
         「そ、そうですか?」
         自分の名前を褒められ、ちょっと美帆が照れてしまうと、美幸が
         「うん、美帆ぴょんもいつも笑颜でいなきゃダメだよ~。きっと相手も怒ってる人よりも笑颜でいる人と话をする方が楽しいと思うし~」
         そう言うと、美帆が心からうなずいてしまう。
         「はい、美幸さんと话をしているととても楽しいです」
         「えっ!?あははは~、やだなぁ、褒めすぎだよ、美帆ぴょん~」
         「ふふっ、申し訳ありません。でも美幸さんのおかげで何だか私もとっても楽しいので」
         「良かったぁ。あ~~、ところで美帆ぴょん。このあたりでこう言う形の赤い财布を见なかったかなぁ?」
         美幸が手振りで形を示して美帆に寻ねると、そんな财布に见覚えのない美帆が首を横に振ってしまう。
         「いえ、见ていませんけど」
         「あ~~、やっぱり。う~~ん、どこに落としたんだろ」
         「あの、财布を落とされたんですか?」
         「うん、ちょっとね~~。あ、でも大丈夫だよ~~。财布を落とすなんてしょっちゅうだから~~」
         「あ、あの、私もお手伝いします」
         「え~~、いいよ~~。美帆ぴょんに迷惑だし~」
         「そんなことないです。一绪に探した方がきっと早く见つかりますし。それで财布が见つかったら一绪に买物を楽しみましょう」
         「美帆ぴょん。うん、ありがと~~、美帆ぴょん」


         「……それですぐに财布は见つかって、それからは寿さんと一绪にフリーマーケットを回ってさっき寿さんとお别れしたんですけど」
         美帆が自分の食べているお好み焼きを食べながら真帆と会うまでの自分のフリーマーケットでの行动を真帆に伝えると、美帆の向かいでこちらはヤキソバを食べている真帆がなるほどとうなずく。
         「なるほど、私がいない间にそんなイベントがあったんだ」
         「イベントだなんて…」
         「それで寿さんてどんな人なの?」
         「私や真帆ちゃんと同い年の方ですよ。今年の春にひびきの高校に通うそうです」
         「へぇ、じゃあ姉さんのひびきの高校での知り合い一号さんだね」
         「そうなるかもしれませんね」
         「それにいい人见たいだし。うん、私もきらめき高校でいい友达を见つけないと」
         真帆の言叶に美帆が少し寂しそうにうなずき、
         「そうですね、真帆ちゃんはきらめき高校に行くんですよね」
         ひびきの高校ではなく、きらめき高校の通うことになった真帆のことを考えて少し寂しそうな表情を浮かべると、
         「どしたの、姉さん、别に会えなくなる訳じゃないでしょ。家を出るわけじゃないんだから」
         真帆が美帆の寂しそうな表情を不思议に思うと、
         「いえ、ただ真帆ちゃんが寿さんと知り合いになれれば嬉しいなと思いまして……」
         美帆が寂しそうな表情を浮かべていた理由を说明してくれるので、真帆も思わず心の中で
         (姉さんらしいな)
         自分の姉の言叶に纳得してしまうのであった。


        4楼2008-02-19 15:20
        回复
          美幸和美帆不是从小就认识的吗?美幸又不幸了钱包掉了


          IP属地:上海5楼2008-02-19 19:01
          回复