寿美幸吧 关注:36贴子:1,621
  • 3回复贴,共1

美帆ちゃんの结婚

只看楼主收藏回复

「真帆ちゃん、ちょっと相谈に乗ってもらえますか?」
 お风吕から上がり、赤いパジャマ姿で少し长めのストレートヘアーをおろしている髪型の白雪真帆がリビングでちょっとテレビを见ていると、隣からパジャマ姿の白雪美帆が、今しがたお风吕から上がったためか少し頬を上気させながらそう真剣な感じで言うと、真帆がテレビへの视线を动かさずに、
 「ん、なに?」
 少し面倒くさそうに返事すると、
 「结婚ってどうやったら出来るんですか?」
 美帆がそう言うので真帆が思わず座っていたソファから身体をずりおとしてしまう。

 「け、结婚!?」

 「はい、真帆ちゃんはご存知ですか?」
 「そ、そりゃあ法律的には结婚届を书いて役所に出せばいいんじゃない」
 もはやテレビの内容など彼方に吹っ飞んで美帆に向きなおってそう答えると、真帆の言叶に美帆が首をひねってしまう。
 「结婚届ってなんですか?」
 「ひびきの市役所に行けば教えてくれるわよ」
 「わかりました。それじゃあ明日行ってきます」
 美帆がそう言ってぺこりと头を下げて御礼を言うと、真帆が
 「姉さん、本気?」
 そう寻ねると、美帆が真剣な表情なので、本気だと言うことを示している。
 「だ、谁と?」
 真帆が重ねて寻ねる言叶もあせりのためかどもってしまう。
 「もちろん王子様です」
 「……姉さんの王子様って一体何歳?」
 「私と同い年ですから16歳ですけど」
 「あのね、姉さん。日本は法律で18歳未満の男性は结婚できないことになってるの」
 「……え?」
 真帆の言叶によくわかりませんと言う表情を美帆が浮かべているので、真帆が
 「だから、姉さんの好きな人と今は结婚できないって事」
 そう说明すると、
 「大体なんでまだ高校2年生なのに结婚なんてするの?别に高校を卒业してからでもって、ま、まさか……ね、ねぇ、姉さん、ちょっと闻いてもいい」
 「はい、何ですか?」
 「も、もしかして子供が出来たの?」
 「子供?いえ、まだ结婚していませんから子供はいませんよ」
 「そ、そう。子供が出来たからとかじゃないんだ。………あれ、今姉さん、结婚してないから子供がいないって言った?」
 「はい」
 「あの~~。子供ってどうやったら出来るのか姉さんは知ってる?」
 「はい、结婚してその夫妇の仲がとてもよかったらコウノトリさんが届けてくれるんですよね」
 美帆が笑颜でそう返事をすると、真帆が思わずソファから身体を落としそうになってしまう。
 (ほ、本気だ)
 自分の姉の天然さを侮っていた事を少し反省してしまう。
 「ま、まぁそうだよね。うん、仲のいい夫妇だとコウノトリさんが赤ちゃんを届けてくれるんだよね」
 「はい。ウチはお父さんもお母さんもすごく仲がいいですから私と真帆ちゃんの二人を一度に授かったって闻きました」
 「あははは……(乾いた笑い声)、うん、そうだね。で、でもさぁ、どうして今结婚するの?高校を卒业してからだとなんかまずいわけ?」
 「そうですね、あまりよくないです」
 「な、何が?」
 「占いで、星の巡り合わせが一番いいのは今年中って出てますから」
 美帆の言叶にズコーーッと真帆がソファから転げ落ちてしまう。

 「う、占い?」

 「はい。今年中でないと次は5年は待たないといけないそうです」
 「あ、ああ、そう、占いでそう出てるんだ。………でも姉さん、ひとつだけ闻いてもいい?」
 「はい、何ですか?」
 「结婚するってあの人には言ったの?」
 「いえ、まだですよ」
 美帆の返事に真帆が少し呆れてしまう。「まだ」と言うことは「もうすぐ」言うつもりなのだろうから。

 「ぜっっっっっったいに言っちゃダメ!」

 「ど、どうしてですか?」
 「変だからよ」
 「で、ですけど、今年中に结婚しないとあの人と…」

 「ストップ!占いの方はちょっとおいといて!」



1楼2008-02-26 21:30回复
    「は、はい」
     「うん、よろしい(姉さんに占いの话をさせたら一体何时间挂かるかわかんないからね)……姉さんとあの人って知り合ってどのくらい?」
     「高校に入ってしばらくしてでしたから1年ぐらいですね」
     「その间デートは?」
     「5回ほどです。中央公园とか、山とか植物园とか…」
     美帆の说明に真帆がうなずき、
     「それでその人は姉さんに好きだって告白してくれたことはあるの?」
     「それはありません」
     「じゃあ姉さんのことを好きじゃないかも知れないんだ」
     「そ、そんなことは…」
     「ないって断言できるの?」
     「で、出来ません」
     「今さっき、姉さんは今结婚しないと5年は结婚できないって言ったよね」
     「は、はい」
     「5年、待ってみれば」
     「ご、5年もですか?」
     美帆がビックリして言うと、真帆がコクリとうなずいてしまう。
     「うん、5年。もしも5年待ってその人のことを姉さんが好きで、その人も姉さんのことが好きだったら、その时は结婚してみるのもいいと思うよ」
     「今じゃダメなんですか?」
     「今はちょっと早过ぎるんじゃないかな」
     「そ、そうですか…」
     残念そうな美帆の表情に真帆がまるで自分が美帆をいじめているんじゃないかしらと思ってしまう。
     「姉さんとその人が本当に想いあってるんだったら5年ぐらい长くないと思うけど。それとも姉さんとその人って5年たったらダメになっちゃうような仲なの?」
     「そ、そんな言い方はずるいです」
     「あはは、ゴメンゴメン。でも私の言ったことも间违ってないでしょ。今结婚しなくて5年后に别れるんだったら今结婚したってやっぱりダメなんじゃない?」
     「真帆ちゃんの言うことも正しいと思いますけど…」
     真帆の言叶にしかし、まだ纳得できないと言う表情の美帆がそう言ってしまう。
     「それに、それじゃあやっぱり5年も待たないといけないって言うことですか?」
     美帆g层寻ねると、真帆がうなずくので、
     「で、ですけど、やっぱり长いです」
     そう反论すると、真帆が苦笑いを浮かべてしまう。
     「5年が长いねぇ。………小学生の时に転校して行った男の子の事をずっと想ってた人と同じせりふだとは思えないわね」
     「あ、そ、それは……」
     真帆の言叶に美帆がちょっと颜を赤くしてしまう。美帆は実は小さい时に河川敷で一绪にお花を植えた男の子の事をずっと好きだったのである。今はひびきの高校で出会えた运命の人の事をずっと想っているけど、别にその男の子のことも决して忘れてはいない。
     「もしも今结婚しちゃってその间にその転校しちゃった男の子がものすごくカッコよくなって姉さんの前に现れたりしたらどうするの?」
     「そ、それはもちろん、今の人を……」
     「本当に?」
     「う……私の心を乱さないでください、真帆ちゃん」


    2楼2008-02-26 21:30
    回复
      「あはは、ゴメンゴメン」
       「いえ、别にいいですけど……でも、もしもその男の子に会えたら话はしてみたいです。约束もありますから」
       「约束?」
       「约束です」
       「何の约束?」
       「私とその时の男の子とケロちゃの3人だけの秘密ですから教えられないです」
       「あ、そう。……まぁでも今すぐ结婚って言うのは早すぎると思うよ。5年待ってみたら」
       「言叶でいうのは简単ですけど5年って本当に长いです」
       美帆の言叶に真帆がうんとうなずきながら、
       「确かに长いけど。でも、今姉さんが好きな人と结婚はしないけどお互いに付き合いを続ける时间って言うのもあっていいんじゃない」
       「付き合う时间ですか」
       「うん。きっとその人と付き合ってたら色んな事を姉さんは知ることが出来ると思うよ」
       「确かにそうですけど」
       「うん、ねぇ、占いではなんて出たの?もしかして今年姉さんと彼が结婚したら一生幸せに暮らせますって出たの?」
       「いえ、今年は私とあの方の运気が一番いいと出ているだけですよ。でも、二人ともそんな风に运気がいいというのは本当になかなかないんです。実は5年后よりも今の方がずっといいんです」
       「なるほど、だから姉さんは今年中に结婚したいわけね」
       美帆の言叶に真帆がうなずくと、美帆が笑颜で

       「そう、そうなんです!わかってくれましたか、真帆ちゃん!」

       真帆にそう言うと、真帆がうんとうなずいて
       「それじゃあ、なおさら今年はその人と结婚しないほうがいいよ」
       そう言うと、美帆が「え?」と言う表情を浮かべてしまう。
       「ど、どうしてですか?あの方と私の运気がとってもいいのに……」
       「ううん、だからこそだよ。二人の相性がそんなにいいんだったら绝対に结婚なんかしなくたって二人の绊は切れないと思うよ」
       「そうでしょうか?」
       「うん、だってさっきも姉さんの彼氏から电话が挂かってきたし。今度の日曜日デートしようって」
       「え?」
       真帆の言叶に美帆が思わず不思议な表情を浮かべながらそう返事を返してしまう。その美帆の表情を见ながら照れるように真帆が、
       「やだなぁ、闻いてなかったの?今度の日曜日にデートしようって姉さんの彼氏から电话があったの」

       「い、いつですか!?」

       美帆が惊いてそう讯き返すと、
       「确かついさっきだったかな」
       美帆がお风吕に入っている间だと言う。
       「そ、それで真帆ちゃんはなんて返事したんですか?」
       「もちろん、いいですよって言ったよ」
       「な、何でそんなことを……も、もしもあの人が私じゃないってわかったらどうするんですか!?」
       「ちゃんと姉さんの振りをしたって。それにあの人もひびきの高校の人だってちゃんと名乗ってくれたしね。ちゃんとすぐにわかったよ」
       「と、当然です。あの人は礼仪正しいですから」
       「真面目っぽい人だね。デートなのに中央公园に行こうって言ってくれるなんて。私はもっと面白そうなところがいいんだけどな」
       「私には十分に面白い场所ですよ」
       美帆がにこりと笑ってそう言うと、真帆があらら、と言う表情を浮かべてしまう。
       「はい、ご驰走様。ねぇ、姉さん、こういう风にデートに诱ってくれたり、どこかに二人で出挂けたりとか、そう言う事って付き合ってるから出来るんじゃない。结婚したらまたいろんなことが出来るかもしれないけど、まだまだこんな风に付き合うだけでも色んな発见があるし、嬉しいこともたくさんあると思うよ」
       「そうですね」
       「だから、今は结婚をしようとか考えたりしないで、纯粋にその人と付き合うのを楽しんだらいいんじゃない?」
       「はい、そうですね。まだあの人と色んなところに行ったわけじゃないですし。まだまだ色んな楽しいことや嬉しいことを発见したいです」
       「うん。それでお互いに相手のことをよく知って、お互いに一绪にいるのが本当に楽しいんだったらその时に结婚しようとか考えるんじゃない?」
       「………はい」
       「まず结婚、じゃなくて结婚をしようってお互いに感じてからするのが本当に幸せな结婚じゃないかな?」
       「确かにそうですね。ありがとうございます、真帆ちゃん。私、あせっていました」
       美帆がそう言って深々と头を下げて御礼を言うと、真帆もちょっと照れてしまう。
       「いやぁ、そんなにお礼を言われることじゃないけどね」
       「いえ、真帆ちゃんのおかげでなんだかすごく楽になりました。……もっとあの人と自然に付き合っていけそうな気がします」
       「あ、やっぱり姉さんその人の前で结构无理してたんだ」
       真帆がからかうようにそう言うと、美帆もちょっと颜を赤らめてしまう。
       「そ、それは……」
       「ねぇねぇ、それでその人の前だと姉さんどんな感じなの?ちょっとやって见せてよ」
       「え……、そ、そんなことできないです!」
       「いいじゃん、见せてよ。姉さんの一番かわいらしいところをね♪」 


      3楼2008-02-26 21:31
      回复
        美帆这么快要结婚


        IP属地:上海4楼2008-02-26 21:33
        回复