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「どうかしましたか?」
 ひびきの高校からの帰り道。姉の予备の制服を借りて放课后にひびきの高校に潜入した白雪真帆が校门でバッタリと(真帆が彼の前に踊りだすようにバッタリと会ったのだけど)彼と会い、
 「一绪に帰りませんか?」
 彼を诱っていっしょに下校をしているのだが、どうも今日の彼の様子がおかしいのでたまらずに真帆がそう寻ねると、彼が慌てて首を横に振ってしまい、
 「いや、なんでもないよ」
 视线をそらせるので真帆が不思议そうな表情を浮かべてしまう。
 (本当にどうしたんだろ?今日はちょっと姉さんがクラブで遅くなるって闻いてたから姉さんの制服を借りてひびきの高校に侵入してわざわざあなたに会いに来てあげたのに。どうも今日の彼って私を见る目が変なんだよね)
 白雪真帆が自分の隣を歩いている彼が自分を见る目がいつもと违う事に何となく気付き、しかしそれを极力表には出さないようにしているのだが真帆は美帆とは违い、颜で笑って心で悩むと言うような器用な真似が出来ないので何となくムズムズとしてくる。もしも姉の振りをしていなければ、

 「もう、何か言いたい事があるんだったらはっきり言ってよ。男でしょ!」

 という感じで一発ぶってやる所なのだが今の自分は白雪真帆ではなく白雪美帆なのである。いつもニコニコと微笑を绝やさず、彼の言う事に楽しそうに受け答えをしなければいけない。
 「あ、あの、白雪さん、ちょっといいかな?」
 彼が意を决したように声を话し挂けると

 「やっと言ってくれる!」

 真帆が彼が自分を见て何を不审に思っていたのかがようやくわかるので嬉しくなってしまうが、嬉々とした表情を见せるわけにはいかないので
 「は、はい、何ですか?」
 ちょっとオドオドしながら返事をすると、

 (ああ、今日の私って何だか役者だなぁ。実は私、将来モデルの仕事がしたいって思ってたんだけど役者って言うのもいいかも)

 真帆が心の中でつい自分の演技に酔いしれてしまう。こう言う自分に酔うというのは美帆にも空想癖があり、妖精さんとお话をしていると1时间は梦の国から帰ってこない。そんな风に自分の演技に酔っている真帆の胸元をチラッと彼が见て、
 「そ、その……白雪さん、今日はネクタイじゃなくてリボンなんだね」
 普段の白雪美帆は制服のスカーフをタイのようにしているのに、真帆はこっちの方がかわいいと思ってリボンにしている事について寻ねると、
 「はい、おかしいですか?」
 彼に寻ねると、彼がうなずいて
 「うん、何だか白雪さんじゃないみたいだ」
 そんなことを言うので真帆がビックリしてしまう。いつもの彼であれば「いや、リボンも似合ってるよ」と言ってくれるはずなのに。
 彼の予想外の返事にちょっと惊いて返事が出来ないでいると、彼も自分の言い方がまずかった事に気付いたのか、
 「あ、ちょっと変な言い方だったね。别に似合ってないわけじゃないんだ。そう言うリボンみたいな结び方もかわいいと思うよ。でも、何だか白雪さんじゃない见たいな気がして……」
 「わたしじゃないですか?」
 「うん。……あはは、変だよね。白雪さんは白雪さんなのに」
 「はい、変ですね」
 「そんなにはっきり言わなくても…」
 真帆の返事に彼がバツが悪そうな表情を浮かべると、真帆がクスリと笑って头を下げる。
 「すいません、気を悪くされましたか?」
 「いや、别に。でも今日はどうして白雪さんはリボンにしてるの?」
 彼にそう闻かれて、真帆が

 「かわいいからに决まってるじゃん!」

 などといったら益々彼に変だと思われそうだなと考えてしまう。
 「すいません、ネクタイにします」
 そう言って胸のリボンを解いてネクタイに结びなおそうとすると、彼が慌てて



1楼2008-02-27 22:18回复
    「い、いや、そんな事しちゃダメだ!」

     真帆の腕の动きを止めようとするので、真帆が不思议そうな表情を浮かべて、
     「ダメ、なんですか?」
     「う、うん。悪いのは俺なんだから。ゴメン、白雪さん、リボンが似合わないなんて言っちゃって(注:别に似合っていないとは言っていません)」
     「いえ、私も似合わないかなって思ってましたから」
     「え、そうなの?」
     「はい、私はかわいくありませんから」
     真帆が少し落ち込んだ(フリをして)そう言うと、
     「そ、そんなことないよ。白雪さんはかわいいよ」
     「そうですか?でもリボンよりもネクタイの方が似合う女の子なんてみなさんにかわいいと思われるんでしょうか?」
     「ゴメン。白雪さんにリボンが似合わないって言いたかったんじゃないんだ(注:だから彼は别に似合っていないとは言っていません)。ただいつもの白雪さんらしくないなって思っただけなんだ。いつもと雰囲気が违うって言うか何て言うか…」
     彼が自分が今日の美帆から感じている违和感がなんなのか自分でも上手く言叶に出来ないので悩んでしまうと真帆が背中に冷たい汗をかいてしまう。
     (ま、まさか、私が姉さんじゃないってこの人気付いてる?)
     そんな真帆の気持ちなども気付かずに彼が自分の感じている违和感について何とか答えを出そうと首をひねって悩んでいると、真帆が
     「ネクタイをしていない私は……嫌いですか?」
     彼にそう寻ねると、自分でも心の中で
     (私ってずるいな)
     思ってしまう。こう自分に闻かれて彼が嫌いと言えるわけがないのだ。でもそう闻いてしまう。それはいつもは彼とはほとんど会えないから。たまに会えても自分と名乗り出る事が决して出来ないから。だからつい彼の気持ちを闻きたいと思ってしまう。
     案の定、彼の返事は自分の予想通りだった
     「そんなわけないよ。白雪さんは白雪さんなんだから。も、もしも白雪さんが男子の制服を着ていたって嫌いになんてならないよ」
     少し不器用な自分への言叶。それを最初はダサいなぁと思っていた。
     女の子驯れしない、不器用な男の子。
     勉强もスポーツもできるし容姿もいいのに女の子への気のきいた言叶一つ満足に挂ける事が出来ない男の子。
     でも、惹かれてしまう。
     それはわかっているから。
     この人が本当にいつも自分に対して真剣に言叶を挂けてくれている事がわかるから。
     彼の言叶が他の男子のように単に美辞丽句を并べただけだったら自分は彼を好きにはならなかった。きらめき高校で自分に対して色んな言叶で诱ってくれる男子生徒は多い。でも真帆はそんな男子生徒の言叶が全部空虚に闻こえてしまう。きらめき高校で本当に自分に本音で话してくれる男子生徒はもしかしたら早乙女好雄ただ一人なのかもしれない。だが、早乙女好雄は自分の亲友である朝日奈夕子の事が好きなのだろう。普段二人と一绪にいる真帆には良くわかる。夕子と好雄が良くけんかをするのは本当はそれだけ仲がいい证拠なのだと言う事が。そして自分の隣で自分に対して声を挂けてくれる彼の言叶が真剣であればあるほど真帆は胸の奥から喜びとすまなさと申し訳なさが同时に袭ってくる。
     彼とこんな风に话すことができる喜び。
     彼に対して白雪美帆として自分を伪って会う事に対するすまなさ。
     姉に何も言わず、こんな风に姉の振りをして彼に会っている姉に対しての申し訳なさ。
     (でも……好きなんだもん)
     ギュッと横を歩いている彼の腕を强く握りすぎ、彼が
     「い、痛いよ、白雪さん。ごめん、男子の制服なんて言ったから怒ったの」
     真帆に谢ると、真帆が「そうじゃないんだけどな」と心で思いながら首を横に振ってしまう。
     「いえ、怒ってません。ただ、少しだけ寂しくなったんです」
     そう言ってちょっと昙っている空を见上げると、彼が同じように空を见上げながら
     「雨、降るかな?」
     そんなことを言うのでつくづく女心がわからない事を言うなぁと思ってしまう。でも真帆にはそれがとても嬉しい。もしも空を见上げながらキザなセリフでも言われたらこんな嬉しい気持ちにはならないから。
     「大丈夫だと思いますよ。今日はこのまま持ちます」
     「白雪さんが言うんだったらそうかもしれないね」
     「はい。ですからもう少し一绪に歩きませんか?」
     「うん。それでどこに行こうか?
     「公园……はどうですか?」
     「いいね、じゃあ公园に行こう」
     彼がそう言ってひびきの公园に向かって歩き出す。そして彼の背中に

      「いつか、白雪真帆として一绪にデートしようね」

     そっとつぶやくのであった。
     それがかなう事を心から祈って


    2楼2008-02-27 22:19
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      真帆的特征就是蝴蝶结,美帆是领带


      IP属地:上海3楼2008-02-27 22:54
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        捣乱的人真烦


        IP属地:上海5楼2008-07-15 00:04
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