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ハッピー!!科学部 3

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登场人物绍介
藤崎诗织………きらめき高校1年A组。美树原爱とは中学からの友达。きらめき高校でク
          ラスが爱と违う事に叹く、ややシスコンの気のある才色兼备の女の子。
美树原爱………きらめき高校1年J组。少し気が弱く、异性に対して今1つ积极的になれ
          ない女の子。きらめき高校入学を机に自分を変えようと思っている。
馆林见晴………きらめき高校1年J组。美树原爱のクラスメイト。いつも明るく元気な女
          の子。美树原爱の事を本当にいい友达だと思っている。
纽绪结奈………きらめき高校1年C组。科学部に在籍し、日夜自分の研究に打ち込む世界
          征服のために自分の全てをかける女の子。



3 诗织ちゃんは副部长

 (ああ、いいわ、すっごくいい。この私の目の前の光景は梦じゃないかしら)
 藤崎诗织は自分の目の前できらめき高校の制服の上に白衣を着て実験器具の扫除をしている美树原爱と馆林见晴を见ながら心の中でそんな呟きをもらす。
 (やっぱり白衣っていいわよね。あの、体をすっぽり包み込む感じがなんとも言えないわ。よくドラマとかで看护妇さんとか见るけど、私は女医さんの方が好きなんだけどな…ってダメよ诗织、私にはメグがいるんだから)
 诗织がそんな呟きを漏らすと横から纽绪结奈が口を出す。
 「藤崎さん、実験のシミュレーションはどうしたの?」
 结奈の言叶に诗织がコンピュータを指差して言う。
 「さっきデータを入力しといたよ。多分、あと半日ほどかかると思うけど」
 「データを入力?……おかしいわね。あの実験のシミュレーションプログラムなんて私は作った覚えが无いんだけど…?」
 诗织の言叶にわからない表情を浮かべて结奈がそう言うと、诗织が笑颜でうなずく。
 「だって、作ったんだもん」
 「そう。…まあいいわ。せいぜい実験结果にミスが出ない事を祈るわね」
 そう言うと结奈は自分の席に座って何かしらの科学の本を読み始める。
 现在、彼女达のいるこの教室は科学部の部室。ここ、科学部は现在、纽绪结奈、藤崎诗织、馆林见晴、美树原爱、早乙女好雄、诗织の幼なじみの彼の6人しかいない。结奈が科学部に入部して色々な実験を元いた部员に课したため、皆蜘蛛の子を散らすように逃げてしまったのだ。もちろん、それだけではなく、科学部の部长の目论见も络んでのことなのだが。……しかしそこに目をつけた藤崎诗织が科学部に亲友の美树原爱と、爱のクラスメイトの馆林见晴に入部テストを受けさせ、二人ともなんとか通ったのだ。そして人数あわせに好雄と彼もいる。
 彼と好雄は爆弾を付けて山に入り、解除装置を求めて山の中を右往左往していたのだが、诗织の的确なアドバイスによって见事に解除装置を手に入れたのだ。
 しかし、そこからが大変であった。何せ解除装置の说明书を読むために十桁の解除コードを、しかもアルファベットで入力しなければならなかったのだ。
 「もうダメだ!アルファベット26文字で、しかも十桁なんて组み合わせがありすぎる」
 彼がそう言って头を抱えたが、诗织はアルファベットと言う点に何かしらの作为を感じた。
 (もしかして……、ううん、迷ってる暇は无いわ。あの人のプライドにここはかけるしかないもの)
 诗织はそう考えて2人に思いつく限りの结奈への美辞丽句をアルファベットで入力させ、ようやく「SEIHUKUSYA」と言う回答を得たのだ。それからも结奈を褒め称えるパスワードをいくつも打ち込み、そして解除装置を外した后にドイツ语で书かれた爆弾の停止ナンバーの书かれた说明书を読んだが、これは诗织の力を借りずとも彼と好雄にもわかった。ドイツだろうがインドであろうが数字は世界共通なので、数字を见つけてそれを入力すればいいのだ。ただ、バラバラに数字が配置されていたのでそれを并べ替えるのに好雄と彼も时间がかかったが。
 とにかく、彼と好雄もそれによって结奈に一応入部を认められたが、结奈が作った「大学生の基础科学」テストで赤点を取り、结奈に毎日追试を受けさせられているのだ。
 「……好雄。この问题、なんて书いてあるんだ?」
 彼の言叶に好雄が首を振って自分にもわからない事を示す。
 「俺がわかるわけないだろ。お前は26点取ったけど、俺は18点だったんだぞ」
 好雄の返答に彼がため息をついて自分の前のテスト用纸を眺める。
 「……あー、もうダメだ。わからん。わからない。意味不明だ!!」
 彼がそう言うと诗织が、
 (うるさいわね!!…私がせっかくメグと馆林さんの姿を见てるっていうのに。……仕方ないなぁ)
 心の中でそうため息をついて好雄と彼のところに歩み寄る。
 「どうしたの?……どこかわからない问题でもあるの?」
 诗织の言叶に好雄が泣きそうな表情で言う。
 「ううっ、藤崎さん。教えてくれ。…藤崎さんはきらめき高校の入学试験でトップの成绩だったんだろ。だったらいくらこれが大学生向けの问题でも解けるよね」
 好雄の言叶に、爱が惊いた様に言う。
 「え……、诗织ちゃんってトップの成绩でこのきらめき高校に入学したの?全然知らなかった。……すごいね、诗织ちゃん」
 爱の言叶に诗织も初耳だと言う表情をする。



1楼2008-03-17 19:14回复
    「え……、私ってトップの成绩できらめき高校に入学できたの?」
     诗织の表情に「あれ?」という表情を浮かべて好雄が言う。
     「あれ、藤崎さん、知らなかったの?……藤崎さん、きらめき高校でトップの成绩で入学したんだよ。俺がこの学校の先生から直に闻いたんだから间违い无いよ」
     「…何でわざわざ先生にそんな事を闻いたんだよ、好雄?」
    好雄の言叶に不思议そうに彼が寻ねる。
     「……いやぁ、女の子の得意な科目とかを知って、话のネタにしようかなぁって思ってさ」
     好雄の返事に彼もこの2周间の付き合いでおおよそ、友人の性格が把握できてきたのでなるほどとうなずく。
     「そうか。そう言えば、入学式の时も诗织って何か前に出て话してたような気がする。あれはそう言う意味があったのか」
     彼が纳得するようにそう言うと、
     「そうなんだ。私ってそんなに成绩が良かったんだ」
     诗织は普通にそう言い、见晴と爱が慌てて言う。
     「ふ、藤崎さん、どうしてそんなに平然としてるの?」
     「そ、そうだよ。トップの成绩なんだよ。すごいじゃない!!」
     2人にそう言われても诗织にとっては、
     (私はメグと同じ高校に行けるだけで嬉しかったし、别にいい成绩を取るために勉强しているわけじゃないんだけど…。それにこう言う事を闻いたらメグが私の事を避けるんじゃないかしら。…そんなの嫌だな)
     その程度のものでしかない。そんな诗织の微妙な表情のかげりを结奈が兴味深そうに眺める。
     (ふふっ、この子もなかなか面白い子ね。単纯な子じゃないとは思ってたけど)
     「……あまり、人の成绩をとやかく言うのは感心しないわね」
     结奈の言叶に见晴が「あっ……」と自分の言叶に気付く。
     「ご……ゴメン、藤崎さん。私って考えも无しに人の成绩の事ではしゃいじゃって…」
     「わ…私もゴメンね、诗织ちゃん。诗织ちゃんがトップの成绩だからって自分の事みたいに浮かれちゃって」
     2人が诗织にすまなそうにそう言うと、诗织は、
     「気にしなくていいよ。私もいい成绩が取れたら嬉しいし。……でも、别に勉强が出来るからって私の事を避けたりしないでね、メグ、馆林さん。别に私は勉强が出来るからとかそう言う事で私を见て欲しくないんだ。…メグと馆林さんにはそう言う事じゃなくて私の事を见て欲しいから」
     诗织の言叶に爱が嬉しそうにうなずく。
     「うん!私も诗织ちゃんの事大好きだよっ!!诗织ちゃんには本当にいい所がいっぱいあるよね」
     诗织は爱からその言叶を闻くと头の中で天使が祝福の钟を鸣らし、宝くじで1等が当った时などとは比べようも无い幸福感に包まれ、きらめき高校に入学して良かったと体中でその喜びをかみ缔めていた。
     「……うん。ありがとう、メグ」
     诗织が少し目の端にうっすらと涙を浮かべながらそう言うと见晴も慌てて言う。
     「ふ、藤崎さん。な、泣かないで。私も藤崎さんの事を绝対に嫌ったり、避けたりしないよ。私も藤崎さんの事、勉强もスポーツも出来るのに、気さくでとてもいい人だなぁって思ってるし。わ、私も藤崎さんとお友达になれて嬉しいもの」
     见晴にそう言ってもらえ、诗织は本格的に心の中で喜びをかみ缔め、もう目から涙が止まらなくなる。
     「ご、ごめんなさいっ!!」
     诗织はそう言うと、あふれる涙を抑えられずに慌てて科学部の部室を出て行く。诗织の様子に慌てて、见晴と爱が后を追おうとすると、结奈が二人の行动を止める。
     「……待ちなさい。藤崎さんには私から言っておくわ」
     「で……でも、纽绪さん?」
     「藤崎さんは大丈夫よ。この前、藤崎さんがあなたに言ってくれたでしょう。「メグは本当にやろうと思ったらなんでも出来る女の子なのよ!!」って。あなたは藤崎さんを信じていないの?」
     结奈の言叶に爱も思わずうなずく。
     「うん。……私も诗织ちゃんを信じる。诗织ちゃんがまた笑ってこの科学部の部室に戻ってきてくれるって信じてる」
     「わ……、私も信じるっ!」
    爱につられて见晴も力强くうなずく。


    2楼2008-03-17 19:14
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      「お、俺も信じるぞ」
      爱、见晴の言叶に彼もうなずく。
       「勿论俺…ぐはっ」
       爱、见晴、彼につられて好雄が「勿论俺も信じてるぞ」と言おうとすると、彼のアッパーカットが好雄の颚にヒットする。
       「何が俺も信じるだ!元はと言えばお前が余计な事を言うから诗织が泣いたんじゃないか!お前のせいだ、お前が诗织に谢れ!!」
       彼がそう言ってさらに好雄を殴りつけようとすると、见晴が彼を止める。
       「やめて!そんな事しても藤崎さんは喜ばないよ」
       「た……馆林さん?」
       「それに、早乙女君も悪意があって藤崎さんにあんな事を言ったんじゃないんだもん。早乙女君だけを怒るなんて出来ないよ。胜手にはしゃいだ私达も悪いんだし」
       见晴の言叶に彼がうなずく。
       「それもそうだな。……俺だってあの时はたんに诗织の気持ちなんか考えずにすごいってはしゃいでたもんな。……すまん、好雄」
       「别にいいよ。馆林さんに免じてこのアッパーは许しておいてやるよ。俺も藤崎さんに考えも无しにあんな事を言っちまったからな」
       彼がすまなそうに言うと、痛む颚を抑えながら好雄が彼にそう言う。
       「よ……好雄!……いや、ダメだ。それじゃあ、俺の気持ちがおさまらない。今度はお前が俺を殴れ!」
       彼がそう言って好雄に颜を突き出すと、好雄が远虑无く彼の颜を殴りつける。
       「ぐはっ。………て、手加减ぐらいしろよ」
       「悪い。つい殴りやすかったからよ」
       「まあ、いいや。じゃあ、テストの続きをやりながら诗织の帰りを待つか」
       「おお、そうだな」
       そう言うと2人は今まで解けなかった问题をなんとか解こうと必死に结奈に渡された参考书を见ながら解き始める。そんな2人をうらやましそうに见ながら见晴が言う。
       「男の子っていいね」
       「うん、そうだね」
       「私达4人もあんな风になりたいね」
       「うん、きっとなれるよ」
       美树原爱の言叶に结奈が(……もしかして私も含まれているのかしら?)と、不安げな表情を浮かべる。
       「じゃあ、藤崎さんを见てくるわ」
       爱の言叶を闻いて结奈が椅子から腰を浮かせて诗织を探しに行く。见晴と爱もうなずいて「いってらっしゃい」と、结奈に声をかける。
       结奈がきらめき高校の廊下を歩きながら、ふと何事かを考え込む。
       (「いってらっしゃい」か……。ふふっ、私らしくないわね。少し他人にあんな言叶をかけられたぐらいで感伤的になっちゃうなんて)
       结奈がそんな风に考え込んでいると、前から廊下の壁に持たれかかっている藤崎诗织が声をかける。
       「あ……纽绪さん。来てくれたんだ」
       まだ、涙を拭いた后が新しい藤崎诗织の表情を见て结奈がうなずいて诗织の隣に立つ。
       「……あなた、そんなに怖かった?」
       结奈のずばりと要点をついた言叶に诗织がうなずく。


      3楼2008-03-17 19:16
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        「うん。……私がそんな成绩を取ったからってメグや馆林さんに自分达とは违うって感じを持たれるのがすごく怖かった」
         「まあ、同じ人间なんていないけど。证明してあげましょうか?あなたと私や、科学部全员や、きらめき高校の全校生徒がそれぞれ违う人间だってことを」
         诗织の言叶に结奈がそんな言叶を言うと、诗织がうなずく。
         「そうだね。………でも、みんなに変な目で见られたくなかったの。私の事をメグや馆林さんには……」
         「……私はあなたの事を変な目で见たりしないわよ。それはあの子达を见ていればわかると思うけど」
         结奈の言叶に诗织がうなずく。
         「うん。……私、うれしかったんだ。メグや馆林さんにああいう风に言ってもらえて。私が纽绪さんやみんなに嫌われてないんだって思って」
         「……変な事でうれしがるのね?」
         「うん。……私って少し変かな?」
         「そんな事はないと思うわよ。谁だって悩んだり人に自分がどう思われているのかは気になるものだし」
         「やっぱり纽绪さんもみんなのことが気になる?」
         诗织の言叶に结奈がクスリと笑って言う。
         「……そうね。気になるわよ。この科学部の连中が役に立つかどうか?私の部下としてふさわしいかどうかがね?」
         「……私はどうかな?努力したいんだけど」
         「まあ、努力して私についてくるんだったらそれでいいわ。でも、研究の途中で部屋を逃げ出すような人は要らないわよ」
         结奈の言叶に诗织がコクリとうなずく。
         「うん。ありがとう、纽绪さん。もう、部室から逃げたりしないよ」
         「ま、まあ、そういうわけだから早く部室に戻りなさい!私も研究で忙しいし、副部长がいないとコアラ头とおかっぱ娘が今にも泣きそうで居づらいのよ」
         そう言うと结奈はさっさと科学部の部室に帰り、诗织がその结奈の様子につい笑ってしまうと、
         「笑ってないで、サッサと来なさいっ!」
         と言って、诗织についてくるように言う。诗织は结奈の言叶にうなずくと、笑颜で自分の友人达の待つきらめき高校の科学部室へと戻って行くのであった。


        4楼2008-03-17 19:16
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