「序の舞」「藏(くら)」など运命に翻弄されながらも高い志を持って生きる女性の一生を描いて、多くのベストセラー作品を生み出した作家の宫尾登美子(みやお・とみこ)さんが、昨年12月30日、老衰のため死去した。88歳だった。葬仪は近亲者で営まれた。丧主は次女の环(たまき)さん。
1926年、高知市生まれ。家业が芸妓娼妓(げいぎしょうぎ)绍介业だったことに强い劣等感を持って育つが、のちに自伝的小说「棹(かい)」(73年)、「春灯(しゅんとう)」(88年)で幼少期から多感な思春期までを文学作品として结実させた。
62年、「连」で女流新人赏受赏。66年に上京、雑志编集者をしながら小说の执笔を続けるが采用されないため、「棹」を自费出版。これが出版社の目にとまり、73年に太宰治赏を受赏した。
芸の道を究める女性や激动の歴史のただ中で强い意志を持って生きる女性の内面に深く寄り添って描く作风で、79年に直木赏を受赏した「一弦(いちげん)の琴」、女性初の文化勲章受章者で日本画家の上村松园をモデルにした「序の舞」(82年、吉川英治文学赏)のほか、「伽罗(きゃら)の香」(81年)、「きのね」(90年)、「クレオパトラ」(96年)、「宫尾本 平家物语」(2001~04年)、「锦」(08年、亲鸾赏)などの作品がある。
舞台や映画、ドラマになった作品も多く、夏目雅子主演の映画になった「鬼龙院花子の生涯」(1980年)、大河ドラマになった「天璋院笃姫」(84年)など、多くのファンを魅了した。2008年に菊池寛赏、09年には文化功労者に选ばれた。
1926年、高知市生まれ。家业が芸妓娼妓(げいぎしょうぎ)绍介业だったことに强い劣等感を持って育つが、のちに自伝的小说「棹(かい)」(73年)、「春灯(しゅんとう)」(88年)で幼少期から多感な思春期までを文学作品として结実させた。
62年、「连」で女流新人赏受赏。66年に上京、雑志编集者をしながら小说の执笔を続けるが采用されないため、「棹」を自费出版。これが出版社の目にとまり、73年に太宰治赏を受赏した。
芸の道を究める女性や激动の歴史のただ中で强い意志を持って生きる女性の内面に深く寄り添って描く作风で、79年に直木赏を受赏した「一弦(いちげん)の琴」、女性初の文化勲章受章者で日本画家の上村松园をモデルにした「序の舞」(82年、吉川英治文学赏)のほか、「伽罗(きゃら)の香」(81年)、「きのね」(90年)、「クレオパトラ」(96年)、「宫尾本 平家物语」(2001~04年)、「锦」(08年、亲鸾赏)などの作品がある。
舞台や映画、ドラマになった作品も多く、夏目雅子主演の映画になった「鬼龙院花子の生涯」(1980年)、大河ドラマになった「天璋院笃姫」(84年)など、多くのファンを魅了した。2008年に菊池寛赏、09年には文化功労者に选ばれた。