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心跳3小说特选——和泉穗多琉的轨迹(完全版)

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和泉穂多琉二〇〇二年九月から二〇〇五年三月までの轨迹 



和泉穂多琉―2002年9月 
穂多琉はぼんやりとパソコンの画面を见ていた。そのうち、あるものを见つけるとそれまで无感情だった颜がぱっと辉く。
「あ…来てる」
初めて「月の雫」に感想をくれた人。HNの趣味がいいとはお世辞にも言い难いがなぜか穂多琉はこの相手に好感を抱いていた。
「HNはともかく…趣味は合うのかな?」
穂多琉は呟いてメールに目を通す。更新した新曲の感想と、勧めた本を気に入ってくれてよかったという旨が至って简洁に、过不足なく书かれている。
「お返事…书かなきゃ」
穂多琉は简単に季节の挨拶と本の绍介についてのお礼を书き添えて、手を止める。
あの事を相谈しようか?手术のこと。
「…」
逡巡してしまう。
以前はこんなこと悩まなかった。もっと自信をもって决められた。もし迷っても…、
あの人がいた。
あの人はたまに结论をくれないこともあったけど、それでも构わなかった。傍にいるだけで気を强く持てた。
…なのに。
「どうして、」
穂多琉は突っ伏して、声を杀して泣いた。
事故の后、みんなよくしてくれている。両亲、先生、学校のみんな、部活の后辈。
だが今の、この中心が抜け落ちたような感じはなんだろう? 
穂多琉は迷いながらも手术を受けるように勧められていること、それに恐れを抱いていることを书き连ねてしまう。
「…何やってるんだろう、私」
そんな、他人の迷惑も省みずに。颜も知らない人からいきなりそんな深刻で重大な相谈を持ちかけられたらどうだ?
自分ならどう思うだろう?
それでも思案の末、结局穂多琉がそのメールを送信したのは、颜が见えない気安さからかもしれなかった。
 




IP属地:上海1楼2008-06-01 08:42回复
    百度后面不让发
    http://hi.baidu.com/yaekaori520/blog


    IP属地:上海2楼2008-06-01 09:18
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      和泉穂多琉―2002年12月
      家族と夕食を済ませた后、自分の部屋で穂多琉は思考に浸っている。
      「友达、かあ…」
      穂多琉はベッドに両手足を投げ出して寝転ぶ。今日、クラシックのコンサートに行ってきた。いつか行こうと思っていただけに、友达に诱われたのは渡りに舟でもあった。
      「男の子だけど…」
      呟いてかぶりを振る。穂多琉自身少し引っ挂かっているのは、その友达というのが男の子で、更につい最近知り合ったばかりだということだ。
      别に男の子と游びたかったからOKしたわけじゃない。元々、あのコンサートは一人ででも行きたかったから…だから、ついでに行っただけで。
      とはいえ、游びに行ってもいい、游びに行こうと思えるのは事故から立ち直っているからだろうか?
      …数回会っただけの男の子と?
      穂多琉は微かに颜をしかめる。
      だが、会っておしゃべりしている间は気分が軽かったのも事実だ。
      手术でどうにか体の伤は愈えた。テニスも、适度な运动は必要、ということで了解を贳っている。穂多琉を取り巻く环境が、事故の前の状态に近付いているのは疑いようのない事実だった。
      「あとは私、か」
      穂多琉は自答して落ち込む。何かにつけてあの人のことを思い出し、胸がチクチクする感じがする。こんな心が、事故から立ち直っているとはとても思えないのだ。
      心の隅、いや大きな部分をあの人が占めていたことに穂多琉は今更ながら気付かされた。
      十六年の人生。おそらくこの先の人生の方が长いだろう。だが十六年のうちの十年を共に过ごしたあの人のことを、今は忘れられない。
      「忘れられるわけ、ないじゃない…」
      穂多琉は呟いて枕に颜を埋める。
      いや、忘れてはいけない。
      あの人は自分の命の灯が消えてしまうまで、私を励まし続けてくれた。
      多分、今私が生きているのはあの人のおかげだ。たとえ世界中の谁があの人のことを忘れてしまっても、私が忘れていいわけがない。
      穂多琉はそう信じていた。
      「まだ、忘れたくない…」
      そしてそれは穂多琉の本音でもあった。
      事故から立ち直ることで、あの人を忘れることが许されるとは、穂多琉には考えられなかった。
      ふと穂多琉が窓を见ると、外には小雪が舞っている。天気予报によればすぐやむ雪で、积もることはなさそうだ。
      「もうすぐ、一年ね…」
      それはいうまでもない、あの事故からだ。
      穂多琉はため息をつくとパソコンに向かい、电源を入れた。今日はHPを更新する。
      あの人との最后の绊―月の雫―を。
      「お墓参り、行かなきゃ」
      穂多琉は小さく呟いた。
       


      IP属地:上海3楼2008-06-01 09:35
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        。。。。。。。。。。。看不懂


        IP属地:广东5楼2008-08-09 09:47
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