ふたつのつぼが并んで、川を流れていきました。一つは土で作ったつぼでした。一つは金で作ったつぼでした。 金のつぼが、土のつぼに、 「わたしたちはこうして、同じ川を并んで流れていくのですから、お互いになかよくしていきましょう。」といいました すると、土のつぼが、 「ええ、それはほとうにありがたいことです。でも、あなたが私にあまり近よると困るのです。もし、あなたが私に突きあたってごるん、私はすぐ壊れてしまいます。だから、どうか、私に近寄らないようにしてください。私もあなたにちかよるないようにしますから。」といいました。