B1の元となったワールドエンジンは、提携関係にあった日本の三菱自動車工業、韓国の現代自動車、ドイツ・米国のダイムラー・クライスラー(現・ダイムラーAG)により共同設立されたGEMA(Global Engine Manufacturing Allianceの略)により設計されている。そのため、同様にワールドエンジンの設計を受け継いだエンジンは、三菱自動車の4B1だけでなくヒュンダイ及びキア(ヒュンダイ・シータエンジンを参照)とクライスラーにも存在する。
もともとワールドエンジンは、共同開発や部品の共有化によって開発費や製造ライン維持費を削減するのが目的であったが、全てを共有することは考えられていなかった。共用するのはエンジンの基礎的な部品...