【NOUNEN·0102】「non」という生き方，深有同感。

第一に、困難な時期を経ても、あなたは磨り減ることもなく、むしろ輝きを増していること。
これは過去エントリ「奇跡のガール」などでも書いてきたことなのだけれども。あなたはほぼ2年間にわたって、実質的な演技のお仕事から遠ざかった。テレビ番組への出演も、ほぼ2年間なかった。
生き馬の目を抜く芸能界で、2年間の間に新人も出てくる。普通だったらそのことに、焦りを覚えます。
何より演技することが大好きなあなたには、演技したり表現したりする場がないとは、辛い状況だったろうと思います。
そのように思うようにならない時期は、不貞腐れたり、他人のせいにして愚痴ったり、良からぬことに手を染めたりというのは、ありがちなことです。
5,6月、ブログの更新もなく、あなたの情報が途絶えたとき、ファンは多いに心配しました。あなたの発信のない中、心ない根拠不明な報道があったりした時も、ファンの心配は募りました。7月、友人のインスタグラムに映っていたときは嬉しかったけど、少し痩せてみえて心配もありました。
しかしあなたは、この困難な間も、自分の信念と目標を見失わず、モチベーションを維持し続けていました。自分で課題を設定して演技や表現の勉強をしたり、お芝居や映画を見たり。
ブランクがあって復帰した芸能人は、得てして風貌も変わったりします。疲れていたり、やつれていたり、髪の色が変わっていたり。正直言って、事務所との契約が終了して私たちの前に登場したとき、そんな風にやさぐれた様子だったら、応援する側も辛かったでしょう。
ところが、あなたが8月以降、岩手県庁を訪れたり、「この世界の片隅に」完成試写会に登壇したり、久慈を訪れたとき、人々は「あまちゃんの時と変わらない」という少し驚いた印象を口にしました。いやむしろ、少女らしい表情と、大人びた表情を兼ね備え、以前にも増して輝きを増していました。
あたかも、艱難にあっても信仰を曲げず、聖なる清らかさを増していった伝説の聖女たちのように、
あなたは苦しみさえも輝きの肥やしにする魔法を備えているかのようです。

第二に、あなたは自分の信念に揺るぎない人。常識にとらわれず、正邪を見極め、行動として実行していること。
あなたは個人事務所設立にあたり、標語としてこう書きました。「まっすぐ！楽しい！ストレート道」
なんとシンプルで分かりやすいモットーでしょう。私自身は自分の胸に手を当ててグサリときます。
考えてみると私たちは、あることをやる理由、やらない理由を後知恵でこねくり回して、正当化してます。でもそれをシンプルに「そんなことで楽しいの？」と自問してみると、はたと困ります。
のんちゃんが、例えばお芝居をするのも「楽しいから」だし、ブログでコスプレ写真を撮るのも「楽しいから」。のんちゃんねるも、毎回ハチャメチャだけど、これだって「楽しいから」。わかりやすいです。
特に芸能に携わってる人は、本人が楽しんでないと人を楽しませる(entertain)させることはできないんじゃないでしょうか。
芸能のお仕事でも、例えば「この仕事やっておけば後の仕事でもいい」とか、「この仕事〇〇さんのためにやっておこう」何てことが先だてば、面白い仕事にはならず、人は楽しませられないでしょう。
あなたは、芸能界でのステータスを高めたいとか、華やかな生活をしたいとか、もしかして芸能人にありがちかもしれない願望でなく、楽しいこと、ファンも楽しめることを第一に考える、真のエンターテイナーと思います。
でもあなたの信念は、それだけじゃありません。
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芸能界のルールがこうなってる。芸能界のボスがこう言ってる。事務所の偉い人がこう言ってる。そのように言われれば、人気稼業で安定しているとは言えない芸能界の人、特に若手は、多少「おかしいな」と思っても怖くてそんな「ルール」に従ってしまうでしょう。
それは芸能界に限りません。私たち自身も、社会や組織が多少「おかしいな」と思っても、逆らえば得にならないと思って黙って従う、不正も眼をつぶる。それが知恵だと納得させて生きてることが多い。その結果、気付いた時には手遅れになるのでも。
のんちゃんも、黙って“賢く”振舞っていれば、タレントや俳優のお仕事をそこそこもらえていたかもしれません。でもそれは、「楽しい 真っ直ぐ ストレート道」からは外れていた。その信念に外れることには、あなたはできなかった。たとえイバラの道となろうとも、あなたは自分の信じる道を行った。
どうしてあなたはそんなに強いのか。前事務所含め、あるいはファンたちですらも、あなたの訥々とした喋りや、優しい笑顔に惑わされ、その真の強さにを、見過ごしていたかもしれない。
その信念の強さ、信念に基づく行動を取れる勇気に、感銘を受けます。自分自身に同じような強さと勇気があるか、自問しながら。

第四に、どんな仕事でも自分が選んだ仕事に誇りを持ち、全力投球すること。
人は、どうしても選り好みをして行動しがちです。陽のあたる仕事には力を入れるが、人が見ていないと思えば手を抜くのが性というものでしょう。
人から与えられた仕事は、ますますインセンティブがないし、やる気も起きません。
のんちゃんの場合は、少し違うようです。
第一に、のんちゃんの原則は、「まっすぐ！楽しい！ストレート道」。自分が納得して仕事を選ぶ基準は、「自分が楽しめるか」。そうして選んだことは、徹底的に楽しみます。
今年のんちゃんが選んだ仕事には、地方大学でのトークイベントとか、全国メディアが取り上げるわけでもない地方イベント、地方映画祭などありました。でも、どのイベントでも、のんちゃんは楽しそうだったし、そも楽しさが参加者に伝わってた。
ファンとの交流イベントでも、一人一人のファンに丁寧に接するものだから、感涙する人も出てくる。
朝ドラだとか、紅白歌合戦とか、みんなが注目する晴れやかなイベントというのも、のんちゃんは経験しているけど、小さなイベントでも、のんちゃんは同じように一生懸命で、楽しそう。
それは自分で選んでるからでしょう。
でも計算が先に立つのが普通の人間、なかなかできるものじゃない。
仮に本心では楽しんでなければ、それは伝わる。楽しんでるのが分かるから、見ている人には楽しいし、SNSなどで全国に伝わる。ファンはますます好きになる。
自戒を込めて、のんちゃんが小さいと思われる仕事も含めて全力投球するところ、見習いたいです。

第五に、あなたが活躍していることを隠し立てしようとする人がいても、あなたを応援する輪は日に日に広がってること。
のんちゃんの活躍は明らかになっているのに、未だに民放はのんちゃんを出演させていないどころか、その名前自体が触れられない状況です。
しかし、そんなことはのんちゃんにとっては本質ではなさそうです。
のんちゃんに直接会った人は、みなメロメロで、応援してくれるのですから。
7月の事務所契約終了直後、蔵下穂波さん、大野いとさん、篠田麻里子さんなどはインスタグラムに写真を載せてくれ、ファンを安心させてくれました。
あまちゃんで一緒だった渡辺えりさん他の人も、エールを送ってくれた。
雑誌の対談をしてくれた阿川佐和子さん、林真理子さんはのんちゃんを熱烈応援。最近の対談では、峯田和伸さんも対談でファンアピールでした。
岩手県達増知事、久慈市遠藤市長も、可愛がってくださってます。
この世界の片隅にの人たちは、片渕監督、真木プロデューサー初め、みんなファンみたいです。新谷真弓さん、岩井七世さん、潘めぐみさん…。
現代アートの、奈良美智さんや会田誠さん。
ミュージシャンでは、矢野顕子さん、ゴスペラーズ黒沢薫さん、METAFIVE高橋幸宏さん、テイトワさん。最近ではもちろん、大友良英さん。
大物では黒柳徹子さん。
まだ会ってないけど、吉永小百合さんも魅了して。
桃井かおりさんも、優しい表情で写真に収まってくれた。
イノッチや有働由美子アナも優しかった。
ガールズロックスの遠山校長も、映画を見てエールを送ってくれた。
雑誌で取り上げてくれたFRIDAY編集部、週刊大衆編集部、CREA編集部、Hanako編集部なども、のんちゃんの魅力の虜になってた。
以上はほんの一部。のんちゃんに魅せられた人はまだまだ大勢。ファン交流イベントをやって、ますます好きになった人は多いでしょう。
そう、のんちゃんを大好きなnon-chanファミリーはいつでも心のそばにいて、応援してるよ。
これらは、あなたが可愛らしいからということは、もちろんあるのだけれども、あなたのピュアな心、誠実な心が、まず相手を魅了するのだと思います。初々しく緊張した様子を見せながら、ミュージシャンなら相手の作品を聴いて、レスペクトを示す。相手は喜びますよね。
こんな風に味方が増えてくあなたは、怖いものはないです。
あなたの「人から愛される才能」は無敵です。少しでも、学びたいです。
以上、この半年で気付いたこと、驚かされたことを書きました。
能年玲奈の時代に私たちが知ったことは、まだまだあなたの魅力や力の一部だったのかもしれない。そう思えてきました。
来年はどんなことで驚かせてくれるのでしょう。
(注:このエントリタイトルは、以前から考えていて、記事にしようと思っていましたが、森野一雨さんのブログエントリで使っておられました。内容も重なるし、タイトルの発想も似てくると思った次第です。あえて、森野さんへのリスペクトも込めて、このタイトルとさせて頂きます)
(追加）
のんSTAFFから、年末押し迫った時期に2017カレンダー告知、挨拶。
【カレンダーに関するお知らせ】
お待たせしております「2017年度 のん カレンダー」に関するご案内ですが、こちらは【2017年 春🌸 発売予定】に向けて調整中です。なるべくご購入希望のかた全員のお手元へ渡るよう、検討を続けておりますので、今しばらくお待ちください。
— のん STAFF (@non_staffnews) 2016年12月31日
【スタッフVoice】
本年中は大変お世話になりました。
映画「この世界の片隅に」の大ヒットなど、皆さまの応援のおかげで数々の素晴らしい体験をさせていただきました。
来年も引き続き、のん をよろしくお願いいたします！どうぞ素敵な年末をお過ごしください🎍
のん スタッフ一同
— のん STAFF (@non_staffnews) 2016年12月31日

引自：http://yaplog.jp/heart_of_angel/archive/784

能年身边的人写给能年的。