女优、石原さとみ(22)が来年公开の映画「人间失格」(荒戸源次郎监督)で、主演の生田斗真(24)の妻を演じることが15日、分かった。生田扮する放荡(ほうとう)男を取り巻く7人の女の一人。初颜合わせの荒戸监督(62)は前作「赤目四十八泷心中未遂」で寺岛しのぶ(36)を脱がせ、独特のエロスを表现した奇才だが、さとみは「どこまでもついていく」と决意を固めている。
プロデュース作品と监督作両方で、独特の映像美とエロティックな表现が注目を集める荒戸监督が、さとみを料理する。
同作は6月に生诞100年周年を迎えた作家、太宰治の代表作の映画化。生田扮する主人公の大庭叶蔵は、名家に生まれながら、繊细な心を持つばかりに酒や女に溺れ身を灭ぼしていく男。さとみ扮する良子は、叶蔵がかかわる女たちの中で唯一结婚し、平穏な暮らしを送る相手だ。
さとみのデビュー映画「わたしのグランパ」(03年)以来、さとみに注目していたという荒戸监督は、「きれいになった。さなぎから蝶々になったね。大人の女の要素を十分に出せる」と成长に目をみはる。
良子は、夫の叶蔵を爱する纯真な女でありながら、その知人と不贞行为を持つ。台本には、叶蔵がその最中を目撃してしまうシーンがあるが、「女の悪魔性と少女らしさの両方を演じてほしい」と监督。すでに撮り终えた部分で「目だけで女を表现してほしい、猫科の动物のようになってと言ったら、见事に表现してくれた」と信頼は厚い。今后撮影される注目のシーンで、さとみにどんな“濡れ场”を要求するのか。
一方、未知の体験が待ち受けるさとみは、「初めて监督にお会いした时、『出てくれてありがとう』と言われてとてもうれしかった。その気持ちに応えたい」と一歩も引かぬ构え。
荒戸监督と人间や女という生きものについて、不贞行为のシーンなどについてじっくり话し合っているといい、「力みはないです。监督の考えを丁宁に教えていただいているので。人间の深い部分が出るといいなと思う」。女の业をどう见せてくれるのか注目だ。