「猫の手も借りたい」。子育て中の共働き夫婦が毎日心の中で叫ん

「猫の手も借りたい」。子育て中の共働き夫婦が毎日心の中で叫んでしるかもしれない。食事の支度は毎日のこと。少しでも負担を減らすには、子供に何か手伝ってもらうのが一一番だ。
厚生労働省の「21 世紀出生児縦断調査」によると、5歳児の家事手伝しの状況は「食卓に食器を並べる、片づけるJが74.1%で最多。次いで「買しい物の荷物を持つ」が47. 3%、「洗濯物をたたむが41.9%となっている。ちなみに3つのいずれも、男女別では女の子の方が手伝いをしている割合が高い。家事参画は5歳から男女で差が開しているのだ。5歳といえば、手先も器用になり、できることが増えて興味の範囲も広がってくるとき。このタイミングで子供を料理の世界に誘ってほしい。料理を作るにあたって5歳児でもできることを「子手伝い」と名付けた。 「と」る。
ミニトマトのへたをとる。畑のキュウリをとる。「の」ぞく。グツグツ煮込んでしる鍋をのぞく。「さわる。丸魚を触る。「まぜる。卵をかき混ぜる。「か」う。イカをパパと買う。「こ」ねる。ハンパ一グのタネをこねる。「む」 く。ピ一ラ一で皮をむく。覚えやすいように最初の文字を並べると、「殿様囲む(とのさまか
こむ)子手伝い」になる。子供が小さいころは手伝い)と遊びの境目がなく、親のやっていることをやりたがる。内容によっては3歳からできる。子手伝いは子供のやる気スイッチ。次々に新しい子手伝しに興味を示し、いつしか本当の手伝いになっていく。そんな子手伝いをパパと一緒にやってほしい。時間に余裕のある休日でいい。パパと子供がキッチンに立ち、マイペ一スでごはんを作ればいい。子供の成長はあっという間。思っている以上に、器用に手を使って子手伝いをしてくれる。目をキラキラさせて手伝うわが子はとてもまぶしい
どこかに出かけなくても、キッチンに親子で立つだけで、すてきな時間を過ごせることに気付く。さらに、自分で作った料理を子供は残さず食べる。食ぺられなかったあの野菜も。苦手だった魚もぺロリ。
猫の手よりも役に立つ子手伝い。この夏のやることリストに「親子で料理」を加えてはしかが。