いよいよ开幕したサッカーのワールドカップですが、开会式が行われたヨハネスブルクは世界有数の犯罪都市として知られています。警察の夜间パトロールに密着し、その実态に迫りました。
ヨハネスブルクの中心部・ヒルブロー地区。ビルは廃墟と化し、眼光锐い男たちがあちこちでたむろしています。観光客は昼间でも绝対に立ち寄ってはならない、「世界最悪の危険地帯」です。
「どこに行って、どこに行くべきでないか、それを知らないといいカモになるんだ」(ヒルブロー警察署・ナイドゥ刑事)
特别な许可を得て、ヒルブロー警察の夜のパトロールに同行しました。
「细々と商売をしてるけど食べられない、家族を养えない。だから多くの人が犯罪を犯すんだ」(ヒルブロー警察署・ナイドゥ刑事)
南アフリカの高い経済力にひかれ、周辺国から不法滞在者の流入が绝えません。「アフリカの人种のるつぼ」とも言えるこの地区で、警察がまず向かったのは「リトル・ラゴス」と呼ばれる地域です。この地域はナイジェリアからの不法移民が多く住むエリアで、ヒルブローの中でも、最も危険な地域とされています。辺りは暗く、杀伐とした雰囲気が漂います。
一角にあるバーには日曜の夜にもかかわらず、大势のナイジェリア人が集まっていました。この店では、覚せい剤などの麻薬売买が横行し、警察もたびたび店内を捜索しますが、効果はないといいます。
「夜遅くにここに踏み込む。ブツを见つけて押収する。でも谁も所持していないんだ。うまく隠すんだよ」(ヒルブロー警察署・ナイドゥ刑事)
不法滞在のナイジェリア人は数多くの犯罪を犯すとして、南アフリカでの评判はよくありません。彼らにとってこのバーは、仲间と语り合える安らぎの场かもしれません。
ヒルブローは90年代前半まで、白人が多く住む高级住宅街でしたが、アパルトヘイト(=人种隔离政策)の撤廃后、黒人贫困层や不法入国者が流入。企业の多くも撤退し、今は失业者であふれています。
「みんな働いてないよ。ワールドカップも开催されるし、もっと职がほしいね」(失业者)
ヨハネスブルクでの杀人事件の被害者は、一日平均80人とされ、そのかなりの割合をヒルブローが占めているとみられます。ナイトクラブには、こんな张り纸がありました。
「武器は车内に置いてご来店ください」
パトロールはさびれた建物へと続きます。多くの不法滞在者が住み着いているといいます。
「あまり高いところに行くなよ。この辺でいいだろう」(ヒルブロー警察署・ナイドゥ刑事)
上层阶はギャングの事务所があると言い、カメラは止められました。
2DKの狭い空间に4家族、およそ20人が身を寄せ合っていました。
Q.どこから来たの?
「私は南アフリカ出身よ。ワールドカップを楽しみにしてるわ」(女性)
「自分は南アフリカ出身だ」と女性は话しましたが、现地スタッフは、「なまりからジンバブエ人ではないか」と疑いました。
ワールドカップで経済効果と治安の改善に期待をかける南アフリカ政府。このヒルブローにも変化はもたらされるのでしょうか。
ヨハネスブルクの中心部・ヒルブロー地区。ビルは廃墟と化し、眼光锐い男たちがあちこちでたむろしています。観光客は昼间でも绝対に立ち寄ってはならない、「世界最悪の危険地帯」です。
「どこに行って、どこに行くべきでないか、それを知らないといいカモになるんだ」(ヒルブロー警察署・ナイドゥ刑事)
特别な许可を得て、ヒルブロー警察の夜のパトロールに同行しました。
「细々と商売をしてるけど食べられない、家族を养えない。だから多くの人が犯罪を犯すんだ」(ヒルブロー警察署・ナイドゥ刑事)
南アフリカの高い経済力にひかれ、周辺国から不法滞在者の流入が绝えません。「アフリカの人种のるつぼ」とも言えるこの地区で、警察がまず向かったのは「リトル・ラゴス」と呼ばれる地域です。この地域はナイジェリアからの不法移民が多く住むエリアで、ヒルブローの中でも、最も危険な地域とされています。辺りは暗く、杀伐とした雰囲気が漂います。
一角にあるバーには日曜の夜にもかかわらず、大势のナイジェリア人が集まっていました。この店では、覚せい剤などの麻薬売买が横行し、警察もたびたび店内を捜索しますが、効果はないといいます。
「夜遅くにここに踏み込む。ブツを见つけて押収する。でも谁も所持していないんだ。うまく隠すんだよ」(ヒルブロー警察署・ナイドゥ刑事)
不法滞在のナイジェリア人は数多くの犯罪を犯すとして、南アフリカでの评判はよくありません。彼らにとってこのバーは、仲间と语り合える安らぎの场かもしれません。
ヒルブローは90年代前半まで、白人が多く住む高级住宅街でしたが、アパルトヘイト(=人种隔离政策)の撤廃后、黒人贫困层や不法入国者が流入。企业の多くも撤退し、今は失业者であふれています。
「みんな働いてないよ。ワールドカップも开催されるし、もっと职がほしいね」(失业者)
ヨハネスブルクでの杀人事件の被害者は、一日平均80人とされ、そのかなりの割合をヒルブローが占めているとみられます。ナイトクラブには、こんな张り纸がありました。
「武器は车内に置いてご来店ください」
パトロールはさびれた建物へと続きます。多くの不法滞在者が住み着いているといいます。
「あまり高いところに行くなよ。この辺でいいだろう」(ヒルブロー警察署・ナイドゥ刑事)
上层阶はギャングの事务所があると言い、カメラは止められました。
2DKの狭い空间に4家族、およそ20人が身を寄せ合っていました。
Q.どこから来たの?
「私は南アフリカ出身よ。ワールドカップを楽しみにしてるわ」(女性)
「自分は南アフリカ出身だ」と女性は话しましたが、现地スタッフは、「なまりからジンバブエ人ではないか」と疑いました。
ワールドカップで経済効果と治安の改善に期待をかける南アフリカ政府。このヒルブローにも変化はもたらされるのでしょうか。