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掠れ声の兎の告白
  
  
  
  
なけなしのお金で酢こんぶを买い店を出たところで、定春を连れた神楽は声をかけられた。
「おい、チャイナ」
この声でこの呼び方をする人物は一人しかいない。
「…何アルかお前。人が折角酢こんぶ买って幸せ気分なのに、邪魔すんじゃねーヨ」
相変わらずの憎まれ口に、负けじと応戦しようとした冲田総悟は、だが、言叶を変えた。
「何でィ、テメー。声が掠れてるじゃねーか。马鹿は风邪ひかねぇって言うのに风邪でもひいたんかィ」
さして心配もしてなさ気な表情で问われ、神楽は「あぁ」と気づいたように冲田を见上げる。
「コレはアレヨ。银ちゃんヨ」
「旦那?」
「もー嫌だって言ったのに、银ちゃんがやめてくれなかったからアル。あの天パしつこいネ」
「—…」
さらりと告げられたそれは、どこか锐い痛みを伴って冲田に沁みる。
二人がそういう関系だという事くらい、とっくに気づいていたはずなのに。
神楽はともかく、坂田银时の方はいくらか何でもない风体を决め込んでいるが、特别な间柄というものはよくよく见ていれば勘付かれてしまうものだ。
どうしても、言动に渗みでてしまう。
そしてまた、気づいてしまう程、自分は见つめてしまっているのだろう。
「このクソチャイナ」
を。
「んだとテメー!このサディストが!」
「おーい、何无駄な体力使ってんだ、神楽」
神楽が伞の柄を握り直した拍子に、二人の间を割るようにけだるげな声が降りかかった。
目を向ければ、いつものようにだらだら歩いて来る银时の姿。
「银ちゃん!どこ行ってたネ!お会计の时にいなくなるなんて最低ヨ!」
「そーだっけかー?たまたまじゃねーの?」
「しらばっくれやがって、このもじゃもじゃ!」
傍から见れば、怒りをぶちまけているようにしか见えない少女の目が、実は嬉しそうに辉いている事。
银时の姿を见とめただけで、声が跳ね上がった事。
すぐさま、小さな体いっぱいで银时のもとへ駆け寄った事。
—そんな风に、全てで彼を好きだと叫んでいる神楽を、冲田は见抜いている。
银时も、当然気づいているだろう。
だから
「银ちゃん、人の颜见て何ニヤニヤしてるアルか?」
「あ?俺のどこがニヤけてるって?こんなに缔まった颜の二枚目、そうはいないだろうが」
「何言ってるネ、この三枚目!四枚目、五枚目、六枚目七枚目八…」
「俺は皿屋敷か!一枚足りねーってか、コノヤロー」
「银ちゃんは足りないところだらけネ」
「おいおい、言ってくれるじゃねーの神楽ちゃん。テメ、あとで覚えてろよ」
すっかり互いだけしか目に入らなくなっている二人に、冲田は肩を竦ませた。
「おいチャイナ、テメーの犬がつまんなそうにしてるぜ」
「あ、そーだったヨ。今日はまだ定春と游んでないネ。定春おいで、そこの公园で游ぶアル!」
公园に入って行く神楽と定春を见やりながら、つられるように银时と冲田も园内のベンチへと足を运んだ。
「って何、冲田君。君まで何でついて来てんの?仕事中でしょーが」
「まぁまぁダンナ、いい仕事したきゃいい休憩をとれってね」
仅かに、不机嫌そうに眉根を寄せる银时を无视し
「旦那こそ、わざわざ子守りですかィ?ガキとペットくらい、胜手に游ばせときゃいいでしょうが」
応酬に、银时は襟首をかきながら、いつもの掴み所のない表情で答えた。
「バーカ、これも仕事の内よ。はいはーい、公园内の皆さーん、何かお困り事があれば万屋屋银ちゃんを宜しくねー银さんがズバっと解决よ。あーもーアレだ、面倒くせぇなー」
「言ってる事灭茶苦茶でさァ」
目を向ければ、神楽が笑っている。
「银ちゃん、宣伝ならもっとマジメにやるヨロシ」
「マジメもマジメ、大真面目だろーが。いーんだよインパクトがありゃ忆えられんだからさ」
いい加减にしか见えない言动をとりながら、银时はその场を动こうとはしない。
だるそうに首を回したり欠伸をしながらも、视线はちゃんと一定の场所へと戻る。
神楽のもとへと、必ず目を向ける。
この男は、视线だけで神楽を护っていると、冲田は痛感した。
何にも缚られない自由な生き方をする男を、ここまで优しくさせる少女。
ここまで爱させてしまう少女。
「银ちゃーん!お水冷たいヨ、でも美味しいネ!」
水饮み机の蛇口から溢れた水が、神楽の笑颜と共に舞う。
太阳の光を受けて辉く水滴より眩しい、可爱い笑颜。
「—…」
「银ちゃん?」
「あ?」
「どーしたネ。ぼーっとして」
「何でもねーよ」
「そりゃ旦那、言えるわけねーですよね」
「あ?」



1楼2011-01-08 17:27回复
    その笑颜に、见惚れていたなんて事。
    ころころ表情を変えて动く子供は可爱い。
    少女の、いつわりない心からの笑颜はとびっきり可爱い。
    一般的に见ても可爱い部类の神楽なのだから、惚れている男からすればそれはもう、本当に可爱い。
    他の男に见せつけてやりたいけれど、见せたくない。
    そんな矛盾を生み出す程。
    「冲田君、もう帰れば?あのマヨラーがまた血圧上がるんじゃねーの?」
    「土方さんは怒ってるのが趣味みたいな人だから、いいんでさァ」
    「あーそ、おーい神楽、帰んぞー」
    「…そーきますかィ」
    「俺は俺のやりたいようにやるんでね」
    帰宅を告げる银时に不満を一言二言口にしただけで、神楽はちゃんと银时に従った。
    「…幸せボケ丸出しでさァ」
    并んで歩いて行く二人の后ろ姿を、冲田の言叶だけがポツリと见送った。
      
    出逢った时は、ただの怪力娘だった。
    そりゃ、スクーターで拨ねた事はすまなかったと思うし色々思う事はあったが、面倒臭い事になったってのがまず头にあったし、自分のスタイルが変わる事はないという确信もあった。
    それなのに、时间を重ねる毎に何かが変わった。
    例えば时刻。
    子供にとって遅いと思われる时刻。子供にとって必要な规则正しい时刻。
    そんな细かい事を、自然と気にする自分がどこかにいた。
    そして、时间を重ねる毎に欲求が募った。
    欲情した。
    それを抑えるばかりだった。
    「银ちゃん」
    铃を転がすような澄んだ声音で呼ばれるたびに、いつしかその声を鸣き声に変えたいと思った。
    その细い体を腕の中でしならせたい。
    雪のように白い肌を自分の手で汚したい。
    谁にも触れさせたくない。自分以外の男には。
    —犯って「女」にしてやりたい—…
    否、彼女に一番ふさわしくないのは、他ならぬ自分だ。
    ただでさえ歳の离れた子供は、いつか必ず自分のもとからいなくなる。
    今は自分を慕っていても、子供の「好き」は大抵长続きなどしない。
    彼女を汚すな。
    そんな声もちゃんと闻こえていたのに、想いは加速するばかりだった。
    いっそ手に入れれば、この泥ついた情欲も収束するのだろうかとも考えたが
    「…治るどころか悪くなる一方だからなー」
    「何か言ったアルか?银ちゃん」
    能天気に并んで歩く神楽に、银时は何でもねーよと応え手を差し伸べた。
    「?」
    「喉饴だ。舐めとけ」
    「…何アルか」
    「だから、お前声が掠れてるからよ」
    「それでお会计の时、いなかったアルか」
    确かに、あの駄菓子屋に喉饴の类はおいていなかった。
    银时は、わざわざこれを买いに店を出て行ったのだろう。
    喉饴を受け取った神楽は、小さな包みを开き饴を口に运ぶ。
    「まぁ、俺がムリさせたせいでもあるしな…ってオイ!噛むな!饴は舐めるもんだろうが!」
    「ケチケチすんなヨ。噛まなきゃ食べた気がしないアル」
    「それじゃ意味ねーだろうがアアァ返せ!テメーに饴を食う资格はねぇ」
    「やーヨ!これはもう私の物ネ!银ちゃんが私の为に买って来てくれた物を手放すわけないアル!」
    「おまっ…」
    「银ちゃん大好きヨ」
    不意打ちの言叶に、银时は思わず用意していた言叶を饮み込んでしまう。
    「お前なー天下の往来でそーゆー事言うか」
    「言いたくなったネ。言叶にしなきゃ伝わらないって、マミーも言ってたアル。だから银ちゃんにももっといっぱい言ってもらいたいアル」
    どんな気持ちで喉饴を买いに行ったか。
    谁の事で头がいっぱいだったか。
    「闻きたいネ」
    「…知ってんだろうが」
    「…知ってるヨ」
    小さく呟くと、神楽は银时の前に走り出た。
    「银ちゃんが、私の事好きで好きで仕方ない事知ってるアル!银ちゃんを受け止められるのは、私しかいない事も知ってるアル!」
    大声で叫ぶと、银时に背を向け、神楽は一目散に走り出した。
    后を追う定春とは别に、一人残された银时には否が応にも周囲の视线が集まる。
    「オイオイ、どこぞのアイドルじゃねーんだよ。银さんは三枚目四枚目五枚目以下略なんだからよ。ジロジロ见んなよ、コノヤロー」
    気耻ずかしさに毒づきながらも、自然と绽ぶ口元が不思议で仕方なかった。
    振り回されているな、と思う时がある。
    それを嫌だと感じない事が、自分でも惊きだ。
    「つーかたまに锐いんだよなーアイツ」
    そういう生意気で胜気な所も、はまっている理由の一つなのだが。
    もとより、半端な覚悟で手を出したわけではない。
    半端な覚悟で自分の想いをぶつけ、相手の想いを受けとめたわけでもないのだ。
    恋爱事の面倒を厌うくせに、この少女に関しては自ら抱え込んだ。
    「ったく…银さんは、どこにいてもこんなに神楽ちゃんの事を考えてやってるってーのによ」
    神楽が向かった万屋屋へと必然に足早になる。
    —银ちゃん大好きヨ
    可爱い笑颜と
    「最高のお诱いだな、ありゃ」
    今夜もきっと。小さな兎はこの腕の中。
    喉饴の効果は、期待出来そうにない—…
      
      
    END
    


    2楼2011-01-08 17:27
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      2025-05-19 03:06:29
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      IP属地:上海3楼2011-01-08 17:30
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        回复:3楼
        我早已对翻译机失望了= =


        4楼2011-01-08 17:31
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          回复:4楼
          唉...


          IP属地:上海5楼2011-01-08 17:49
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               不会日语……


            6楼2011-01-08 17:51
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              好像很有意思啊,日语无能的某只等lx翻译


              7楼2011-01-08 18:38
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                楼主看着好生眼熟


                8楼2011-01-08 18:54
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                  2025-05-19 03:00:29
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                  T-T 好想看 求翻译+1


                  9楼2011-01-11 00:53
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                    等我学会日语了帮你翻译



                    IP属地:日本10楼2011-01-11 01:55
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                      瓜子= =


                      11楼2011-01-11 11:34
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                        回复:8楼
                        啊哈哈哈好久不见,我潜水很久了……
                        回复:11楼
                        = =阿暴


                        12楼2011-01-11 23:27
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